こんにちは、みみ子(@minimarikon)です
離婚後に子どもと住む家を探し中ですが、パートで低収入ゆえか、なかなか借りれません。
〇 シンママは賃貸を借りれないの?
〇 シンママでも賃貸を借りるポイントは?
正社員のシングルマザーはまだしも、専業主婦やパート勤務の場合は賃貸契約がしにくいのが現実です…。
でも希望はあるので諦めないで!
- シングルマザーが賃貸契約できない最大の理由は「収入の不安定さ」
- 入居審査を通過するための6つのポイント
- スピーディアクションで狙った物件を確実に契約する
わたしは10歳と6歳の男児ふたりを東京都内で育児中のアラフォー母。離婚後に出会ったバツ2のアラフィフさんとスピード同棲して、子どもも含め4人で暮らし中。
「離婚して自由と幸せを取り戻したい」ママたちに向けて、ミニマルな労力で計画的な離婚準備や離婚後の暮らしについて発信しています。
今回は「シングルマザーの賃貸契約」について。以下のような方におすすめの記事です。
- 離婚後に住む家を自分名義で借りたい
- 専業主婦/パートで収入が少なく、契約できるか不安
- 保証会社の審査に通らない
わたしはフリーランス5年目くらい(売上200万円程度)のときに家を出て、自分名義で賃貸契約をしました。何件か断られたこともあるので、その経験談も含めてシングルマザーが賃貸を借りるポイントについてお話します。
自分名義での賃貸契約が不安な人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
シングルマザーが賃貸を借りれない理由
シングルマザーの賃貸契約は難しいといわれる理由は、専業主婦やパート勤務、フリーランスだと「収入が安定していない」と判断されるからです。
なので、正社員のシングルマザーなら賃貸契約を断られることはそこまで多くありません。
大家さんからすれば、「この人は毎月家賃を払ってくれるか」が契約承認の最大ポイント。
その点で、給与所得のある会社員はとっても強いのです。
ある程度売り上げのあるフリーランスの場合も、「今月は売上50万だけど、先月は10万円」なんていうのはよくあるので、やはり不安定だと判断されがち。
収入証明として確定申告書を提出することもありますが、不安定であることには変わりないので、会社員ほどの信用を得ることができません。
たしかに正社員以外は固定給じゃないですもんね……。
そう、固定給は強いのです……。
募集物件に「正社員で独身のAさん」と「シングルマザーでパート勤務のBさん」が応募してきたときに、大家さんが正社員独身のAさんを選びたくなるのはごく自然に思えますよね。
まあ自分が大家さん側でもそうするだろうし、納得です。
とはいえ、なんとか賃貸を借りたいんです……何か抜け道はありますか?
ここからはシングルマザーが入居審査を通過するためのコツを紹介します!
入居審査を通過するための6つのポイント
シングルマザーでも確実に賃貸契約をするためには、以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
1.大家さんが中小不動産屋や個人の物件を探す
入居可否を決めるのは大家さんです。
大家さんが納得すれば、シングルマザーだろうと、収入が不安定だろうと、賃貸契約は成立します。
なので、肩書や職業だけでなく、人物そのものを見てくれる大家さんと出会えると意外とスムーズに契約できることも。
逆に、大手不動産会社が管理する賃貸物件は、保証会社を付けることが必須であることも多く、収入不安定なシングルマザーにはハードル高めなのです。
わたしも家出したときは低収入のフリーランス5年目でした。
いろいろ探して内見もしたけど、大手不動産屋の管理物件は保証会社の審査でほぼ断られました……(泣)
悲しい……。
わたしも「シングルマザー」と聞いた不動産仲介さんに微妙な反応をされました……そのせいか、積極的に物件紹介してもらえない(泣)
大手の賃貸不動産屋というのは、アパマンショップやエイブル、MAST、ホームメイトなどのこと。
大手企業ほど形式的な「収入の安定性」を重視する傾向が強く、保証会社を必須にしています(保証人じゃダメ)。
この保証会社の審査がなかなかハードル高いので、大手の賃貸物件だと断られやすいのです。
もちろん、大手賃貸会社の物件はシングルマザーじゃ絶対に契約できない、ってわけではありません。
でも、個人大家さんは大家さんという「個人」が入居判断をする一方で、大手不動産屋はどうしても入居可否を「企業」が判断するかたちに。
なので、理解ある個人大家さんに出会えると、交渉の余地がぐっと広がります!
2.エリアや条件を絞りすぎない
住まい探しをするシングルマザーが最優先すべきは「家の確保」。
家賃の予算はともかく、エリアや最寄り駅からの距離、広さ、築年数、階数などの条件を細かく決めてしまうと、そもそもの該当物件数が少なく、契約のハードルが上がってしまいます。
シングルマザーっていうことで賃貸契約のハードルが高めなのに、細かい条件面まで絞りすぎたら全然決まりません。
保育園のことがあるのでエリアは譲れないのですが、ほかの条件を少しゆるめて検索かけてみます!
「どのエリアでも、どんな家でも住みこなしてやる!」くらいの適応力と軽やかさがほしいところですね。
3.連帯保証人を確保する
保証会社の審査をなかなか通過できないなら、連帯保証人を立てるしかありません。
連帯保証人に必要な要素は、①親族など契約者との関係性が近いこと ②収入が安定していること の2点。
両親や兄弟をはじめとした近しい関係で、正社員の親族にお願いするのがベターです。
ただ、連帯保証人というのは、賃料滞納時や破損した設備の弁償時など、契約者が支払いをできない状況の際に契約者の代わりに支払いをする義務を負います。
親族である親や兄弟姉妹は了承してくれそうですが、兄弟姉妹の配偶者に反対されることも考えられます。
それ、わたしなんですけどね(笑)
えっ、なんで断られたんですか?
親は定年していたから、上場企業会社員の兄弟に相談してOKもらったんだけど、その嫁さんに反対されました。
昔から親に「保証人にはなるな」って口酸っぱく言われてきたみたいです…。
まあ、万が一のときに支払い義務があるってなると、慎重にはなりますよね。
家族に保証人になってほしいとお願いするときも、それをしっかり理解して相談しなきゃですね。
4.十分な預貯金を貯めておく
安定的な収入が証明できないシングルマザーでも、十分な預金残高があることを銀行の残高証明書で提示して「支払い能力アリ」と判断されることで、審査に通りやすくなります。
だいたいの目安は、家賃の1~2年分くらい。
ただ、大家さんの考えによるところもあるので、家賃の2年分の預金があるから絶対大丈夫、というわけではありません。
大家さんがなにより心配しているのは「家賃の滞納」です。
収入は少なめだけど、当面の家賃を払える十分な預金がある、っていうことを示せれば、契約承認はしてもらいやすくなります。
ふむ。
相手の心配事を理解して、それを解消するための行動をするんですね!
5.都営住宅やUR賃貸住宅などを活用する
シングルマザーは一般的に弱い立場とされるので、「低所得で住宅に困っている人」のための都営住宅(公営住宅)は比較的入りやすいです。
優遇抽選やポイント式の募集があり、収入が低くても入居が可能なので、ひとり親にはありがたい!
都営住宅は家賃が安いのもメリットです。
一方で、募集時期が年4回なので、希望するタイミングで引っ越しができないのがデメリットに。
今すぐ借りたい!って人には難しいかもですね
UR賃貸住宅も可能性アリ!
割引制度やキャンペーンが豊富なUR賃貸住宅も、選択肢としてぜひ検討を。
ただ、UR賃貸住宅は入居条件として「基準月収額」を満たす必要があります。
ファミリーで入居する場合は以下の表が目安。
<世帯入居の場合>
家賃の4倍……仮に8万円の物件だとしても、月収32万円か…。
これ、多くのシングルマザーは厳しくないですか?
そう!
この条件は確かに厳しい。だけど、以下のような制度を使えば入居することはできるカモです。
- 家族(離れて暮らす親など)の収入を合算審査
- 家賃や共益費などを1年分前払いすることにより収入審査が免除になる「一時払い制度」
- 家賃の100倍の預貯金があれば収入審査が免除になる「貯蓄基準制度」
これらのどれかが可能であれば、収入が低い or 専業主婦で無職のシングルマザーでも入居できる道は十分にあります。
家賃の100倍っていうのは、たとえば家賃10万円だと1000万円の現預金……これはなかなかハードルが高いです。
でも、1年分の前払いなら10万円×12か月=120万円あれば条件を満たすので、希望が見えますね!
URは調べました!
母子家庭だと、最大6年間、家賃を20%割引してもらえる「子育て割」という制度があってめっちゃ魅力的です。
所得条件が満たせなかったので諦めていたけど、前払い制度を使えばイケるかも。
ちなみに、UR賃貸住宅のなかには「無印良品」とコラボしたおしゃれ&シンプルなリノベ部屋もあります。
人気が高いので争奪戦になりがちですが、タイミングが合えば安い家賃で素敵なお部屋に住めますよ。
6.2~3月の繁忙期を避けて物件を探す
賃貸業界の繁忙期は、転勤や就職にともなって引っ越しをする人が多い2~3月。
この時期だと、需要(家を借りたい人)が多いので、供給(家を貸したい大家さん)側が強いです。
つまり、正社員よりも安定度が低いパート勤務/フリーランスのシングルマザーは、選んでもらいにくいということ。
少し待てば安定感のある正社員の人が名乗り出てくる可能性が高い時期なので、急いで条件のよくない人に貸さなくてもいいか、という心理です。
賃貸繁忙期は大家さんの選択権が強いから、収入不安定なシングルマザーはさらに選ばれにくい時期といえます(悲しい)。
わざわざ選ばれにくい時期に勝負するな、ってことですね。
でも、保育園や学校のことを考えると、やっぱり2~3月がベストな気がします……。
子どもの入園や進学を控えている場合は確かに2~3月に探すのがベストなので、繁忙期は気にせず探しましょう。
もし、そういった事情が特にない場合はこの時期を避けるとベターですね。
シングルマザーにおすすめの賃貸不動産サイト
賃貸探しのポイントが分かったところで、次は実際に物件探しを進めましょう。
繰り返しますが、個人や中小不動産屋などの融通のききやすい大家さんの管理物件がおすすめです。
ということで、そういう大家さん物件と出会いやすい、賃貸不動産サイトを3つご紹介します。
1.R-STORE(アールストア)
株式会社アールストアが運営する不動産セレクトショップ「R-STORE」。
対面で相談するような実店舗は構えておらず、WEBサイトのみの運営が特徴です。
なぜここがおすすめかというと、「賃貸住宅」という常識にとらわれない大家さんや考え方が柔軟な個人大家さんが多いから。
実際に離婚後の家をいろいろなサイトで探しての実感値です。
ちなみに、わたしもこちらのサイトで理解ある大家さんと出会い、今住んでいる賃貸住宅を契約しました。
よくある「新築、3階建て、1LDK、駅徒歩5分」とかのわかりやすい条件やメリットだけではなくて、「オモシロ間取り」とか「ホリダシモノ」、「窓から緑」とかのテーマで物件検索できるのもポイントです。
内装や間取りにこだわりがある物件や、奇抜な見た目のマンション、農園付きの家など、ちょっとひねりのある物件がたくさん見つかりますよ。
2.東京R不動産
ここがおすすめの理由もR-STOREと同じ。
トガった物件が多いので、常識に縛られない大家さんと巡り会える可能性が高いです。
魅力的な物件のセレクトと紹介に全力投球しているので、実店舗を持たず、「こんな条件の家を紹介してほしい」という個別相談に対しての提案もしていないのですが、その分、個性的でワクワクするような魅力的な掲載物件が多め。
WEBサイト上での物件探しのコンセプトはR-STOREと似ていて、「改装しよう」や「天井が高い」などの物件の魅力要素のほか、「そそる/シビれる」という感情的なテーマから家探しができます。
3.ワクワク賃貸
思わずワクワクしちゃうコンセプト賃貸を厳選したサイトで、「ふつうの家」はひとつも掲載されていません。
24時間演奏可能な防音ルームのある家、共用部にゴルフ練習施設がある家、プロのアドバイスを受けながら好みの雰囲気にDIYできる家など、ひと味もふた味も変わったクセのある物件が勢ぞろいしています。
そして、このサイトは「空き待ち登録」ができるというのが特徴的。
気になる物件/マンションを見つけたら、空き待ち登録をしておくことで、空室が出たときに優先的にお知らせがもらえます。
今すぐ引っ越す必要がない場合、またはひとまずは実家に戻っていい物件があったら引っ越したいという場合は、ワクワク賃貸で気に入ったマンションの空き待ち登録をしておくと、理想の住まいへ引っ越せます。
お気づきかと思いますが、こちらのサイトがおすすめな理由も同じ。
許容度が高かったり、柔軟な考えの大家さんと出会える確率が高いからです。
トガった物件の大家さんは融通が利く、みたいな法則でもあるんですか
感覚値ですけど多少なりともあると思います!
わたしが住んでいる賃貸も少し変わっているのですが、大家さんがやっぱり柔軟な方で契約時にもいろいろ融通をきかせてくれました。
【実例】フリーランスのシングルマザーが賃貸契約できた話
わたしはフリーランス5年目のとき、子どもふたりと3人で暮らす家を探しました。
が、数か月間まったく決めることができずに難航。
前年の確定申告が売上約200万円、所得が約70万円とこころもとなかったのが原因と思われます。
以下はわたしが家出したときの家探しステップ(簡易版)です。
シンママフリーランスの家探し7STEP
- そもそも住みたい物件がヒットしない
- 内見に行くも申し込みを断られること数回
- UR賃貸住宅を検討するも、条件満たせず断念
- 毎日チェックしていたR-STOREで条件に合う家を発見
- 翌日に内見して、その場で契約
- 後日保証人問題が発生するも、大家さんの機転で解決
- 実家から徒歩10分の家に引っ越し
詳しい話は別途書く予定ですが、ひとまず契約できたポイントをおさらいしておくと、以下の3点です。
- 毎日物件チェックをして、気になる物件が出たら即日アポ取りした
- 自主管理の個人大家さん物件で融通がきいた
- 今後の収入予測や現在の全資産について大家さんにしっかり説明をした
賃貸は一点物で、ほかのひとに契約されたら次はなかなか出てきません。
なので、行動はスピーディに。
そして、「これだ!」という物件に出会えたら、熱意と誠意をもってアピールし、確実に契約までこぎつけたいところです。
複数の不動産屋さんと話しましたが、ひとり親世帯であることはそこまで審査に関係ない思いました。
仲介業者だって、物件管理会社だって、誰かに貸したい。
でも、滞納するような人は困る。
だから、安定的な収入があったり、しっかりした保証人がいたりすれば、母子家庭でも特にイヤがられることはないのです。
やっぱりシングルってことより、収入の不安定さがネックになりやすいんですね。
- シングルマザーが賃貸契約できない最大の理由は「収入の不安定さ」
- 入居審査を通過するために6つのポイントを抑える
- 狙った物件の入居を確実にするために、家探しはスピード勝負
ということで、今回は「シングルマザーの賃貸契約」についてお話しました。
住まいの確保は早めの行動が不可欠なので、リサーチも申し込みもスピーディーに対応しましょう!
以上、みみ子(@minimarikon)でした。
- 賃貸会社のサイトやアプリに登録して、新着情報を毎日チェックする
- 審査に通りやすくするために、安定収入の確保に努める
コメント