こんにちは、「ミニマリコン」のみみ子(@minimarikon)です。
離婚してシングルマザーになる予定です。
〇 母子家庭の生活費はどれくらい?
〇 離婚後の家計が不安すぎて今から心配
居住地と子どもの人数・年齢によりますが、小学生以下の子ども2人がいる母子家庭の生活費は約19万円/月が目安です。
ただ、これだと教育費や老後資金を貯める余裕がないですし、子どもが進学すると毎月の教育費がぐんとアップ。
一番お金がかからない時期でも最低19万円、将来的にはもっと増える……というのが現実なのです。
今回は「シングルマザー(母子家庭)の生活費」について。以下のような方におすすめの記事です。
\ こんな人はこのブログを読んでみて /
- 離婚後、母子家庭になったときの生活費目安が知りたい
- 離婚後の収入に不安があり、離婚に踏み切れない
- ひとりの収入で教育費や老後資金をまかなえるか不安
わたしも2児(10歳&6歳男児)のシングルマザーで、フリーランスとした働きながら家計を支え、都内の賃貸住宅で子どもと暮らしています。
そんなわたしが実際の家計簿を公開しながら、シングルマザーの家計について解説。
この記事を読めば、離婚後の生活費のイメージができ、足りない分を補うための対策がわかります。
後半には「家計に余裕を持たせる5つの方法」についても書いているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【実態】シングルマザーの生活費は約19万/月
平成26年全国消費実態調査-統計局によると、母子世帯の平均生活費は月19万円ほど。
そのうち割合が大きいのは「食費:約4万円」と「住居費:約3万円」です。
※ 調査対象者の世帯平均人数が2.6人、世帯主の年齢が約40歳なので、小学生以下の子どもが1~2人いる母子家庭が平均像と考えられます。
この数値はあくまで平均値なので、子どもの人数や年齢、居住地などによって実際には大きく差が出ます。
都心部だと住居費アップで約25万円に
「住居費:約3万円」という数字は全国平均値のため、かなり低い印象です。
23区の家賃相場は安い区(足立区)でもワンルーム5.44万円、1LDKだと約7.27万円となっており、子どもふたりと1LDK~2LDKで3人暮らしをするなら、7~10万円程度が最低ラインに。
仮に5万円以下で探すなら、都営住宅への入居を検討してみましょう。
なので、家賃の高い都市部に住むシングルマザーは、「生活費は月19万円は最低ラインで、実際は約25万円くらいかかる」と心得ましょう。
郊外で車が必須だと生活費はアップ
郊外に住む場合、家賃は都心に比べて割安ですが、車が必須となると月の維持費がかさみます。
駐車場代・ガソリン代・車検などの維持費を含め、月数万円程度のアップに。
なるべく維持費を抑えるためには、駐車場無料の賃貸物件を借りる、近距離は自転車を使う、子どもが幼いうちは軽自動車に乗る、など細かい点まで検討しましょう。
近所にカーシェアのステーションが豊富であれば、車を手放してカーシェアリングでしのぐのもアリ。
駐車場や車検などの維持費が不要なので、利用頻度が少ない場合は車コストを抑えることができますよ。
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登録料も月額基本料も無料なカーシェア
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離婚後の生活費を細かく試算しておきたい人は、こちらの記事の「④ 毎月の生活費」もチェック。
生活費の内訳を詳細に解説しています。
【実例】都内在住2児シングルマザーのとある1か月の家計簿公開
わたしは都内在住、10歳と6歳の男児を育てるシングルマザー。
とある1か月の家計簿はこんな感じ。
\我が家の家計公開 /
1か月の支出合計は約27万円(固定費約15万円+変動費約12万円)です。
結構高くないですか……?
特に家賃が。
都内在住なので、家は約40㎡の1LDKで約10万円と平均値よりは高いですね。
そろそろ手狭なので、2LDKに引っ越したいところですがそうすると13~15万円になっちゃう……都内高い(泣)
食費も高くないですか?
3人で7万円越えって!
食費は毎月5万円に抑えたいのに、全然ムリで……。
その分、外食はほぼゼロなので、まあトントンということで。
ちなみに、これは4月の家計簿なので、光熱費がやや安め。
エアコン使用時期になると電気代が1万円いくこともあるし、冬場はガス代が8000円とかになる月も。
ほかにも保育園や学童料金がかかる家庭はさらに生活費が増えます。
以下のブログ記事ではもっと細かく内訳を公開しているので、よかったら参考にのぞいてみてください。
シンママ平均収入はたったの200万円
ということで、都内で暮らす母子家庭の生活費は月25万円前後が目安とわかりました。
では、シングルマザーはこの生活費をしっかり収入でカバーできているのでしょうか?
厚生労働省がひとり親家庭を対象とした「ひとり親世帯等調査結果報告」によると、母子家庭の平均年収は243万円。
ただし、ここには養育費や公的支援の手当金が含まれまれるため、仕事による年収は200万円程度となります。
200万円を12か月で割ると「月収16.6万円」……全然足りてない!
この収入も、さっきの支出も全国平均値ですからね。
数値を提示しておいてアレですけど、めっちゃ収入高い人も、収入ゼロの人も入っているなかでの平均なので、平均値というのはあまりあてになりません。
ただ、生活費が足りない母子家庭が多いことは事実です。
一方、父子家庭の平均年収は420万円。
同じひとり親世帯でも母子家庭とは2倍以上の年収差があり、母子家庭がいかに貧困しているかがわかります。
ちなみに、同調査では母子家庭の預貯金額は50万円以下がなんと40%!
半分近くの母子家庭は預貯金をほとんどできていないのです……。
毎月の収入と支出がトントンじゃ、なかなか貯金までできませんもんね……。
せめて児童手当だけでも貯めていきたい……。
そう!
それなんですけどね……(次に続く)
落とし穴! 手当/支援制度は申請しないともらえない
子どもがいる世帯やひとり親世帯には、さまざまな公的手当や支援制度があるので、生活費に苦しい世帯はしっかり活用したいところ。
例えば、代表的なのはこれら。
\ シンママ&子育て世帯向けの制度 /
- 児童手当(国の制度)
- 児童扶養手当(国の制度)
- 児童育成手当(自治体の制度)
- 住宅支援制度(自治体の制度)
- 就学支援金制度(国の制度)
すべてをモレなく活用すれば、(子どもの人数や収入によりますが)月数万円~10万円程度の支援が受けられます。
ただし!
こういった「もらえる」制度は、基本的に「申請制」であることをお忘れなく。
自分で役所に行って申請したり、更新手続きをしなければいけません。
離婚届を出したら、勝手に「児童扶養手当」が適応されるわけではないんですね!
そう、待っていたってなにももらえません。
今までもらっていた児童手当も、受取人の変更をしないと、元夫の口座にずっと振り込まれる可能性も……。
離婚したらまず役所の窓口にGO!
家計に余裕をもたせる5つの方法
母子家庭の生活費が厳しいということはわかりましたが、何か具体的な対策や解決策はありますか?
家計に余裕をもたせるためには、この5つのアクションを心がけてみてください!
\ 家計に余裕をもたらす5つの行動 /
- 収入アップより簡単な「固定費カット」で家計をセーブ
- 転職や資格取得で給料アップ
- すき間時間で副業にチャレンジ
- 諦めていた養育費をしっかりもらう
- 教育費増加を見越して長期投資で貯める
① 収入アップより簡単な「固定費カット」で家計をセーブ
生活費が足りないと「収入を増やさなきゃ」と思いがちですが、ちょっと待った。
その前にやるべきは、余分な支出のカット。
もっと言うと「固定費のカット」です。
なぜ「固定費」なの?
牛乳1本や洗剤1本、電車代、薬代なんかをこまごまケチっても、支出総額はたいして変わらないです。
一方、固定費である家賃や駐車場代、スマホ代、光回線代、電気代などは一度見直すことで毎月大きな節約効果が生まれます!
たとえば、自分のスマホ代と小学生の子どものキッズケータイ代を合わせて1万円かかっていたとしましょう。
ふたりとも格安スマホに乗り換えることで、スマホ代は月額3,000円程度にまで抑えられます。
イコール、翌月以降は毎月7,000円の節約になるということ。
たしかに、50円安い牛乳を求めてスーパーをハシゴするより、効率的で大きな節約になりますね。
こうやって、毎月定額かかっている固定費をスリム化していきましょう。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
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② 転職や資格取得で給料アップ
次に考えるべきは、仕事での収入アップです。
今いる職場での昇進や昇給、時給アップを狙うのもアリですが、それだと微々たる増加にしかなりません。
収入をぐっとアップさせたいのなら、転職に成功するのが近道。
\ 転職成功のポイントはコレ /
- 給与水準が高い業界で仕事を探す
- 転職に役立つ資格を取得する
- 未経験可能な正社員案件を探す
これらのアクションをして、よりいい条件の仕事/会社への転職を狙いましょう。
シングルマザーにおすすめの仕事(職業)や資格取得については、こちらの記事で解説しています。
③ すき間時間で副業にチャレンジ
本業での転職や収入アップが難しければ、育児や家事のすき間時間を活用して、副業に取り組んでみましょう。
シングルマザーは育児も家事もワンオペなので時間がないのは承知のうえ。
でも、
- 毎日1時間早く起きる
- 通勤時間や送迎時間をフル活用する
- 時短家電で家事を簡略化
- 週末に子どもを実家に半日預ける
など、できる範囲の工夫をして時間をつくりましょう。
最近は副業に取り組む人も増えていて、月数万円~10万円程度を稼ぐ人はもちろん、副業からフリーランスへ独立していく人もいます。
今月からすぐに数万円増える、という副業ばかりではありませんが、シングルマザー人生は長期戦。
長い目で見て今から副業をはじめて収入アップの準備をするのは、とっても意味のあることです!
副業って例えばどんな?
わたしみたいなWEBライターでもいいし、ハンドメイド品の販売やメルカリを使った転売(せどり)とか、いろいろあります。
シンママの副業についてはコチラの記事で詳しく解説しています。
④ 諦めていた養育費をしっかりもらう
シングルマザーで養育費をもらっている母子家庭はわずか24.3%。
シングルマザーの4人に3人は養育費をもらえていません。
自分の収入だけで生活費をまかなうのが難しければ、諦めていた養育費をもらえるようにアクションするのもひとつの手。
ただし、養育費をもらえていない理由や元夫の性格などによっては、むやみに請求するとトラブルになる場合もあるので、第三者機関に相談しながら慎重に検討しましょう。
養育費は子どもの権利(というか支払うのは親の義務)であるため、本来であれば全員がもらえるべきもの。
最近では、兵庫県明石市のように、養育費を立て替える制度をスタートさせた自治体をはじめ、養育費の受取を支援する自治体が増えてきています。
自治体や第三者機関、弁護士さんなどにも相談しながら、養育費の請求をすることも視野に入れてみましょう。
これから離婚する人は、しっかり養育費をもらい続けるためにこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
⑤ 教育費増加を見越して長期投資で貯める
今現在は生活費をまかなえていたとしても、子どもが成長するにつれ、塾代や習い事代、進学時の制服購入、受験代など、教育費の増加によって家計はどんどん圧迫されていきます。
そうならないためには、教育資金をあらかじめ用意しておくことが大事。
でも、「現金」で銀行預貯金していてはダメです。
その理由は、現金(日本円)の価値はインフレによって長期にわたり下がり続ける一方、教育費はどんどん上がっているから。
\ 銀行預金じゃ全然増えない!/
金利0,001%という銀行の普通預金に100万円を預けていても、1年間の利子はわずか10円。
10年預けてもたったの100円しか増えないので、貯金効率が悪すぎます。
100万円を1年間預けて、利子10円……衝撃!
なので、今すぐ必要ではなく「長期で貯めればいい教育費」に関しては、投資信託などの長期投資で貯めるのもおすすめ。
現金で貯める非効率さは実感していますが、投資かあ……。
教育費を投資で貯めるって、全然イメージできません。
学資保険じゃダメなんですか?
学資保険は悪くはないけど、全然「お得」とは言えません。
学資保険を勧めない理由や、長期投資で教育資金を貯める方法についてはコチラの記事を参考にしてくださいね。
シングルマザーこそ賢い家計管理を学ぼう
収入が低くなりがちなシングルマザーは、生活費を収入でまかなえず、貧困しがち。
これは確かに事実です。
ただ、全シングルマザーが貧困しているわけではありません。
支出を減らして、収入を増やす。
このシンプルなアクションをしっかりやっていけば、家計は改善するはず。
これから離婚してシングルマザーになる人は、今から支出と収入を試算して、離婚後の暮らしに備えましょう。
- シングルマザーの生活費は最低でも月19万円かかる
- 家計に余裕をもたせるためには、まず固定費をカットする
- 転職や副業、養育費請求などで入ってくるお金を増やそう
ということで、今回は「シングルマザーの生活費」についてお話しました。
子どもの数や年齢、居住地、進学状況などによって、必要な生活費は大きく変わります。
将来も見越しつつ、収入を増やすアクションを今からしていきましょう。
以上、みみ子(@minimarikon)でした!
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STEP1: 離婚後の生活費を試算してみる
STEP2:離婚前から収入を増やすアクションに取り組む
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