こんにちは、「ミニマリコン」のみみ子(@minimarikon)です。
離婚後の家をどうしようか悩んでいます。
〇 賃貸選びで気を付けることは?
〇 シングルマザーならではのチェックポイントある?
母子家庭には大人の男性がいないので、防犯面は大事。
あとは、安心&快適に暮らせる立地/周辺環境かもよく考えて家を選びましょう。
今回は「シングルマザーが賃貸探しをするときのチェックポイント」について。以下のような方におすすめの記事です。
- 離婚後には賃貸住宅を借りようと思っている
- シングルマザー目線の賃貸チェックポイントを知りたい
- 何度も引っ越したくないので、長く安心して住みたい
わたしも離婚後は実家同居1か月を経て、近所に賃貸住宅を借り、いまは子どもたちと快適に暮らしています。
不動産系フリーライターで年間150近くの物件を取材しているシンママのわたしが、母子家庭が安心して暮らせる「賃貸選びのチェックポイント」について解説。
この記事を読めば、安心して長く住める賃貸物件を目利きできるようになれますよ。
後半には「家賃が低すぎる物件はNGな理由」についても書いているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- シングルマザーが賃貸探しをするときのチェックポイント9つ
- 「家賃安い」の裏に潜むリスク
- 賃貸は一点もの。家探しは早めにスタートすべし
安心&快適に住める賃貸を選ぼう
離婚後の暮らしの基盤となる、あたらしい家探し。
今まで住んでいた持ち家でも、実家同居でもなく、あらたに賃貸住宅を借りようと思っているなら、家選びのチェックポイントをしっかり押さえておく必要があります。
なぜなら、ママにとっても、子どもにとっても、家は安心できる場所でなくてはいけないから。
防犯面の安全性はもちろん、元夫の家や実家との距離感は心がグラグラ揺さぶられる要因にもなりがち。
安心して、快適に毎日の暮らしを楽しめるよう、シングルマザーならではの賃貸選びのチェックポイントを理解しておきましょう。
シンママ必見! 賃貸選びのチェックポイント9つ
シングルマザーが賃貸選びの際に気を付けるポイントは9つあります。
- 防犯性が高い
- 間取りは最低1LDK以上
- ファミリー多めのマンション
- 繁華街よりも住宅街
- 戸建て住宅街よりも大通り近く
- 実家との距離感
- 元夫の家との距離感
- 大型スーパーが近くにある
- 学区に無理がない
ひとつずつ解説していきましょう!
「住まい」の条件
1.防犯性が高い
母子家庭には大人の男性が存在しません。
なので、防犯面はひとり暮らしの女性レベルで気を付ける必要があります。
防犯面でより安心を得たいのであれば、以下のポイントをチェック。
- 2階以上
- 共用廊下が内廊下
- 総戸数が20戸以上
- オートロック
- 監視カメラ
- 管理人さん常駐
外からの侵入や監視の目を避けるためには、2階以上で内廊下のマンションがベスト。
総戸数が少なかったり、外廊下だったりすると、住んでいるマンションだけでなく住戸位置まで把握されてしまいます。
みみ子さん、一体何から逃げてるんですか……
元夫につきまとわれる可能性のある人、昔からストーカーされやすい人、というのは少数ですが存在します。
その人たち目線のチェックポイントですね。
(ちなみにわたしも家出だったので、夫に新居がバレないように気を付けました……)
また、女性のひとり暮らし(母子家庭)だと、賃貸物件サイトで家を探す条件に「オートロック付き」を入れるのが最近はスタンダードな印象。
もちろんあるに越したことないですが、オートロックでもほかの住民と一緒に入られちゃうので、完全には安心できないと心得ましょう。
すべてをクリアしている必要はありませんが、これらの要素が多いほど安心感は高まります。
個人的に必須だと思うのは「2階以上」ですね。
我が家は2階以上ですが、自宅が仕事場であるわたしは内装や間取りを重視したので、それ以外の項目には当てはまっていません。
2.間取りは最低1LDK以上
間取りは最低でも1LDKが必要です。
なぜなら、シングルマザーは子どもが寝ている間になにかとやることがあるから。
持ち帰った仕事や残った家事、翌日の準備など、子どもが寝たあと、または起きてくる前にLDKでがちゃがちゃするシーンが多くあります。
ワンルームだと照明や音が寝ている子どもにまで届いてしまうので、最低でも寝室としての個室は欲しいところですね。
1LDKでも個室足りなくないですか?
もちろん、子どもの数が多ければ、将来的にはもっと個室の数が必要になるかもしれません。
でも、そうなったときに部屋数が多い賃貸に引っ越せばいい話。
直近5年くらい、快適に暮らせる間取りを選べばいいと思います。
広くて部屋が多い物件は高いですもんね。
子どもの成長に合わせて住まいを気軽に移動できるのも賃貸のいいところなので、フルに生かします!
3.ファミリー多めのマンション
マンションの中には「単身者マンション」という20~40㎡:1K~1LDKくらいの物件があります。
でも、母子家庭はなるべく避けた方がベター。
なぜなら、単身者に囲まれながら小さな子どもと住むのは、トラブルになる可能性が高まるから。
子どもの足音や共用廊下で発する大声などは、各住戸にダイレクトに届きます。
子育てファミリーが多いマンションなら「おたがいさま感」がありますが、単身者だとどうしても子どもへの理解が薄いことも。
お互いが快適に暮らせるよう、子どもがいるならファミリーが多めのマンションを選ぶ方が無難です。
単身者が多いマンションでも、なるべく下階に住戸がない2階を選ぶ、防音性が高い、などの要素があればOK。
また、単身者は深夜に活動していることもあるので、自分たちが寝ている間の生活音が気になりやすい、という一面もあります。
やっぱり単身者向けマンションって壁が薄かったりするんですかね……
そう、それもあります。
いろんな家に行ってみると、テレビや掃除機の音、廊下を歩く足音が聞こえやすい家と聞こえにくい家があるなと実感しますよ。
低コストで作りがちなワンルームマンションや単身者向けマンションは、どうしてもまわりの音が届きやすいですね。
「立地/周辺環境」の条件
4.繁華街よりも住宅街
駅近の繁華街立地はとっても便利な反面、ショッピング施設や飲食店が多く雑多な雰囲気で、なかにはパチンコ店などがあることも。
母子家庭が住むのであれば、駅近&繁華街の利便性よりも、安全面を重視したいところ。
駅から少し離れ、レジャー施設や不穏な施設(!?)が少ない住宅街に身を置く方が安心できます。
もちろん、街によります。
ファミリー向けに開発された駅なら、駅近立地でも安心して便利に住めますしね。
将来的に子どもがひとりで出歩くことも考えて、立地は選びたいですね。
5.戸建て住宅街よりも大通り近く
ひとつ前で住宅街をおすすめしましたが、「歩道がないような路地×戸建てばっかりの住宅街はあまりおすすめできません。
なぜなら、時間帯によっては人通りが少なく、人の目が届きにくいから。
子どもがひとりで習い事や塾に行くようになったとき、人通りの少ない住宅街が帰り道だと不安が増えます。
車通りがある程度ある大通り沿いなど、夜でも人通りが多めの立地を選ぶ方が安心ですよ。
あと、これは実体験なのですが、子どもが自転車に乗るようになったときに歩道がない路地の住宅街に住んでいると、本当にヒヤヒヤもの。
母子家庭に限りませんが、子どもが習い事や公園などから帰るときに安全な道があるのは大事なことです。
6.実家との距離感
シングルマザーは完全ワンオペなので、毎日なにかと多忙です。
体調を崩したときや仕事が忙しいときに、実家に頼れるのは本当にありがたいこと。
実家に頼れる場合は、実家の近くに住むという選択肢がおすすめです。
ただし、近すぎると親から日常的に干渉されやすく、やりにくいことも。
親子の関係性によりますが、「スープが冷めない距離」を目安にしつつ、お互いが自立できるけど助け合える距離感を保つことも大事です。
わたしは実家から徒歩10分のところに住んでいます。
子どもの保育園お迎えをしてもらったり、土日の仕事の際に預かってもらったりと、何かと助けてもらっています。
ただ、やっぱり近すぎるなあと思うことも。
どの家族も、親子それぞれの心地いい距離感がありますよね。
「近すぎもよくない」は覚えておきます。
7.元夫の家との距離感
離婚後の元夫との距離感はすごく気を付けるべきポイント。
家が近すぎるとばったり駅で会ったり、アポなしで元夫が訪ねてきたりする可能性もあり、日々、気持ち的に落ち着かないかもしれません。
一方、家が遠すぎると、子どもとの面会をするたびに大移動を伴って面倒なことに。
離婚後の元夫との関係をイメージしながら、どれくらいの距離にいるのがベターかを考えてみましょう。
わたしの場合は日々の暮らしのなかで「バッタリ」したくなかったので、同じ区内だとしても最寄り駅は絶対にズラす! と決めていました。
でも、あとから元夫が「そっちの近所に引っ越そうかな、今のマンション空室ある?」とか聞いてきて、本気でゾッとしましたね……。
ひいっ……そんな人もいるんですね。
8.大型スーパーが近くにある
大型スーパーマーケットが徒歩 or 自転車5分圏内にあるととっても便利です。
だって、完全ワンオペのシングルマザーは日々忙しく、お買い物の時間さえ惜しい!
大型スーパーだったら子どもの学用品や上履き、洋服なども揃っているので、小さなスーパーがいっぱいあるより大型スーパーひとつが勝ちます。
地味な条件ですが、実際に暮らしをスタートしてみると、大型スーパーのありがたみがわかります。
わたしも最寄り大型スーパーが自転車15分という立地に住んでいたことがありますが、めっちゃ不便で……。
「白いTシャツ」とか「絵具の黄色」、A5ノートなどが必要になったとき、お迎え後にサクッと大型スーパーで買えるの地味に便利なのです。
夫がいれば夜子どもを置いて買い物も行けますけど、それができませんもんね。
徒歩10分圏内に大型スーパーがないという立地は都内23区でも普通にありえるので、Googleマップでスーパーの位置を調べましょう!
9.学区に無理がない
すでに小学校に通っている場合、引っ越しによって転校するケースもあります。
子どもの性格によっては転校をめちゃくちゃイヤがるので、その場合はなるべく転校しないように学区内での家探しが吉。
自治体によっては、子どもがひとりで徒歩で通える距離なら越境(指定学区以外への通学)も可能なので、通学条件を確認してみるといいですよ。
ただし、遠すぎるのも負担になるので、通学路や通学時間はよく考えながら物件をみていきましょう。
小学校によって通える学童の選択肢が決まっていたりもするので、学童に入れるかもあわせてチェックが必要です。
激戦学童は認可保育園と同じく、年度途中だとまず入れません。
学区は考えていましたけど、学童の空き状況もチェックしなきゃなんですね。
家賃が安すぎるゆえのデメリットも
これから離婚を検討している人やシングルマザーのなかには、金銭的に余裕がない人もいます。
そうすると、大きな固定費である家賃をなるべく低く抑えようと、家賃の安い賃貸住宅を探すことになりますが、ちょっと待った!
家賃が安い物件を選ぶ際は、注意したいポイントが3つあります。
- 入居者に変な人がいる可能性が高まる
- 周辺環境が悪い
- 防犯面が心細い
安いには安いなりの理由があることを、契約前にしっかり認識しておくべきです。
住まいに限らずですが、安い場所にはそれなりの人が集まるという法則があります。
もちろん絶対ではありませんが、家賃が安い住宅には安い家賃しか払えないちょっと変わった人、自分の常識では理解できない別世界の人がいたりもします。
あぁ……ちょっとわかる気がしますね。
奇声を発している人とか、ひとりごとぶつぶつ言っている人とかね……。
別に危害を加えてはこないかもですが、大人の男性がいない母子家庭なのでリスクヘッジはしたいところです……。
賃貸は一点もの! いい物件は早めのリサーチ必須
ということで、シングルマザーの賃貸選びについて解説してきました。
賃貸住宅は一点ものです。
あなたにとって「いい物件」は、他の誰かにとっても「いい物件」である可能性が高いので、家探しは早め早めのアクションが重要。
今すぐ引っ越すつもりがなくても、今から2~3つの賃貸物件サイトに希望条件を登録して、新着物件メールをチェックしておくと、いざというときに相場や見つかりやすさがわかっているので動きやすいですよ。
わたしも利用している賃貸サイト
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→ イエッティ
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わたしも現時点で次の家探し中。
学区内でいい家があれば引っ越すし、なければしばらく今のまま。
イエプラとイエッティの新着情報を受けつつ、たまにレオパレス21やSUUMOで検索かけたりもしています。
ひとつのサイトに登録すれば十分じゃないんですか?
専売契約といって、特定の賃貸不動産屋にしか情報を出していない物件もあるので、いろんなサイトを見ておくほうが掘り出し物に出会える可能性がアップします!
なるほど。
いくつか登録して、新着メールをチェックするところからはじめてみます!
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- シングルマザーが賃貸探しをするときのチェックポイント9つ
- 「家賃安い」の裏にリスクあり
- 賃貸は一点もの。家探しは早めにスタートすべし
ということで、今回は「シングルマザーの賃貸住宅選び」についてお話しました。
一度、賃貸サイトに条件を登録してみて、自分の希望物件がどれくらい出ているかチェックしてみてくださいね。
以上、みみ子(@minimarikon)でした!
STEP1:離婚後の住まい条件を書き出してみる
STEP2:9つのチェックポイントを確認しつつ、優先条件をブラッシュアップする
STEP3: まずは2~3個の賃貸サイトに条件登録をして、相場や物件の出具合を確認しながら、いい物件が出るのを待つ
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