こんにちは、「ミニマリコン」のみみ子(@minimarikon)です。
これから子連れで離婚する予定です。
〇 シングルマザーの末路は悲惨だと言われていて不安
〇 シングルマザーが幸せになるために気を付けることは?
シングルマザーが悲惨な末路をたどる一番の要因は貧困、つまり「お金」の問題です。
せちがらい話ですが、お金に多少の余裕があれば多くのことは解決できるため、まずは「貧困回避」することが重要!
今回は「シングルマザーの末路」について。以下のような方におすすめのブログ記事です。
\ こんな人は読んでみて/
- シングルマザーの末路は悲惨だといわれて、漠然とした不安がある
- 離婚しても子どもと幸せになりたい
- 悲惨な末路をたどらぬよう、離婚前からできることを準備したい
わたしも離婚を切り出す前はシングルマザーになる不安がつきまとっていましたが、十分な収入源を確保して自立する自信を付けたら、不安はスッと消えました。
この記事を読めば、離婚に対する漠然とした不安が消えて、前向きにシングルマザーになる準備ができるようになりますよ。
後半にはわたしが離婚して大変だったことTOP3についても書いているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
シングルマザーの不幸な末路は「貧困」が原因
時間がない、安定/安心がない、心の余裕がない、頼れる人がいないなど、シングルマザーにとって苦しい要素はいろいろありますが、シングルマザーが不幸な末路をたどる一番の要因は「貧困」です。
母子家庭の貧困率は約50.2%。
約半数の母子家庭は貧困状態にあるということです。
※ここでの「貧困率」は、全国民の所得の中央値の半分を下回っている割合を指します。
お金が十分にないと日々の暮らしを維持することで精いっぱいとなり、時間も、安心も、心の余裕も、一向に増えず悲惨な生活状態に陥りがち。
ママは自分の時間をまったく確保できず、精神的にも体力的にも疲れ果てていきます。
なので、「貧困」に陥らないことが、シングルマザーの不幸な末路を回避する最善策であり、第一歩なのです。
結局、大事なのは「お金」ということですね……(なんか悲しい)
「お金より大事なものがある!」というのも事実ですが、不便なく暮らせるくらいのお金があるのは大前提。
シングルマザーの末路は悲惨だと言われる理由は、母子家庭の貧困率の高さゆえです。
注意! 貧困してから対策するのでは遅い
一度貧困状態になってしまうと、お金も時間も余裕もなくなって、挽回する気力さえ失われていきます。
この状態になると、収入アップを狙って転職をしたり、家賃が安いところに引っ越しをしたりという初期費用(転職活動の時間や、引っ越し費用)がともなうアクションになかなか踏み切れず、貧困を改善できぬまま、低い生活水準の状態を長年続けることに。
なので、貧困に陥る前に食い止めることが大事です。
うーん、確かに。
貧困はループするって言いますもんね。
貧困すると仕事時間を増やすことになり、余裕時間はほぼゼロに。
そうすると、就活も家探しも副業もできませんからね。
貧困は「予防」がめっちゃ大切!
母子家庭が貧困しやすい4つの理由
そもそも、なぜシングルマザーは貧困しやすいのか。
その理由は以下の4つです。
\ 母子家庭が貧困する4つの原因/
- 正社員になれず収入が少ない
- ワンオペで仕事時間が十分に確保できない
- 自分や子どもの病気やケガによって欠勤しがち
- 養育費がもらえない
正社員になれず収入が少ない
シングルマザーに限らず、非正規雇用(パートや派遣社員)から正社員になるのはなかなか難しいご時世。
家事育児をワンオペでしていて、子どもの急病時や緊急時に代わりがいないシングルマザーは、なおさら正社員のハードルが高いです。
パートや派遣社員でも生活できるレベルの収入(月収15~25万円)程度は稼げますが、子どもの成長や教育費の増加を考えると、ずっと非正規雇用のままではいつか家計は破綻します。
\ 母子家庭の収入のリアル /
厚生労働省の調査によると、仕事をしているシングルマザーのうち52.1%はパート・アルバイト・派遣社員、つまり半数以上は非正規雇用という結果に。
そんな母子家庭の平均年収は「243万円」※手当含む 。
両親が揃っている子育て世帯の年収のわずか36%しか所得がないのが現状です。
やっぱり収入を増やすには、なんとか正社員になるしかないんですかね……。
派遣社員やパートよりはやっぱり収入面がよくて安定感ありますが、今すぐ正社員にならなきゃいけないわけではありません。
子どもの年齢や自分の仕事スキルなどを考えつつ、「ひとまずパート」や「フリーランスで独立」という選択肢も。
シングルマザーの働き方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
ワンオペで仕事時間が十分に確保できない
貧困しやすい理由のふたつ目は、ワンオペゆえに時間がないことです。
保育園のお迎えがあるので残業ができない、保育園が開いていないので日・祝日出勤はできない、など、子育てや家庭の事情にすべてひとりで対応しなければいけないので、自然と仕事へのしわ寄せが発生。
福利厚生が整っている会社の正社員ならともかく、時給労働の仕事だと就業時間が減ることは給料減少に直結します。
実家に頼るとか、ファミサポさんにお迎えを頼むとか、何かしら工夫しないと解決しなさそうですね……。
子どもが0~3歳くらいまでは発熱しがちなので、より深刻な問題ですね。
一番スムーズなのは、実家同居することです。
ただ、同居にはデメリットもあるので、以下の記事も参考にしてみてください。
子どもの病気やケガによって欠勤しがち
シングルマザーが貧困しがちな理由3つ目は、子どもの急な発熱など欠勤や早退が増えることです。
このことが貧困につながるのは、単純に働く時間が減るから時給労働だと給料が減る、という面もありますが、雇用する会社側が子ども理由の欠勤や早退をよろしく思っていないがゆえ、正社員雇用の道が閉ざされるという面も大きい。
病児保育もありますが、風邪で苦しそうな我が子を置いて出勤するのは、なかなか精神的にしんどいもの……。
熱や嘔吐があるのに親に預けるのも、ちょっと気が引けます。
なので、結局ママが欠勤・早退することになり、給料は減り、正社員にはなりにくいという結果に。
わたしも病児保育はちょっと……。
やっぱり子どもが小さいうちは仕方ないと割り切るべきですかね。
子育て中であることを理解してくれる会社も、いまはたくさんあります!
転職で正社員を狙うなら、女性向けの転職サイトなどで「子育てしている人が多い会社」を探してみましょう。
以下の記事でおすすめの職種や転職サイトについて解説しているので、就職や転職を考えている人はご参考に。
養育費がもらえない
シングルマザーが貧困しがちな理由4つ目は、悲しいかな、養育費がもらえないことです。
離婚したシングルマザーのうち、養育費をもらっている人はわずか24.3%。
3/4以上のシングルマザーは養育費をもらえず、自分の収入だけで生活しているということになります。
母子家庭の平均年収は243万円(手当含む)で、ここから税金なども引かれるため、手取り月20万円未満の生活に。
児童扶養手当なども含めて月20万円行かないとなると、乳児のうちはともかく教育費がかかるようになるとしんどそう……。
中学・高校生になると、進学するためには塾代や受験代などが必要になります。
月数万円でも、養育費をもらえれば家計負担は減りますので、なるべく養育費を継続的にもらえるよう、離婚前から抜かりなく準備したいところです!
養育費を確実にもらいたい人は、以下の記事も必読ですよ。
貧困しないために今からやるべき3つのアクション
ここまでで、母子家庭が不幸な末路をたどるのは「貧困」が主な原因で、その貧困はなぜ起こるのかを解説してきました。
では、わたしたちシングルマザーは、貧困しないためにどうすればいいのか。
今からできるアクションは、以下の3つです。
\ 貧困回避のためのアクション/
- 自分と子どもの人生にかかるお金を長期的に把握する
- 転職や副業で収入アップを目指す
- 実家に出戻ることを検討する
1.自分と子どもの人生にかかるお金を長期的に把握する
日々の生活費、子どもの将来的な教育費、自分の老後資金など、家族の人生にかかるすべてのお金を一度把握しておきましょう。
どのタイミングでいくら必要かを知らないまま、「お金がない」となんとなく不安に感じるのは無意味。
何年後に受験でいくら、入学でいくら、のように、大きなお金が必要になるタイミングを理解して、そこに向けて今から長期で貯めていきます。
とはいえ、今だって生活がキツかったら、将来のための貯金なんてできなくないですか?
そういう状態の人こそ今から用意しておかないと、実際に中・高校生になったときに日々の家計から塾代や受験代の捻出は不可能です。
「貧困しないために知っておくべきお金のこと」を解説した以下の記事を参考に、人生のマネープランを考えてみてくださいね。
2.転職や副業で収入アップを目指す
貧困しないためのアクション2つ目は、転職や副業による収入アップです。
1日は24時間……働ける時間には限りがあります。
時給が安い今の仕事のままやみくもに就業時間を増やすよりも、転職してベースとなる給料を増やす方が賢い選択。
転職に成功すれば、年収が一気に100~200万円あがる可能性も多いにありますし、福利厚生や働きやすさなども改善し、気分よく楽しく働けるかもしれませんよ。
でも、わたしには転職の武器になるようなスキルも経験もありません……。
自分の武器や魅力がわからない人は、自己分析が足りません。
転職エージェントや転職コンサルなどを活用して、まず自分の適性や得意分野、アピールポイントを把握しましょう。
それができていないと、いくら面接に挑んでもなかなか採用はもらえませんから。
3.実家に出戻ることを検討する
貧困しないためのアクション3つ目は、実家への出戻りを検討することです。
離婚後にシングルマザーが実家に出戻ることはよくあります。
実家同居をすると、家賃などの生活費が抑えられる以外にも、親と家事分担できる、育児をサポートしてもらえる、などメリットはたくさんあります。
実家に出戻ることで仕事を変えなきゃいけないケースもありますし、実家同居はデメリットもあります。
以下の記事を参考にして同居のアリ/ナシを検討してみてくださいね。
収入のある親と同居をすることで、児童扶養手当などの手当金・給付金などの所得制限に引っ掛かり、支給停止になるケースもあります。
同居を決める前に、各支援制度についてよく調べ、わからなかったら自治体に出向いて相談することをおすすめします。
【体験談】シングルマザーになって大変だったことTOP3
「お金が足りない」という意外にも、シングルマザーが不幸な末路をたどることになる要因は(悲しいかな)あちこちに転がっています。
わたしはふたりの子どもを抱えてシングルマザーになりましたが、金銭面以外で特に大変だったのは以下です。
\ 離婚後、お金以外で大変だったこと/
- 育児・家事の完全なるワンオペ
- 元夫との関わり
- 体力が足りない
育児・家事の完全なるワンオペ
全シングルマザーが感じているであろう「ワンオペ、しんどい」はかなり実感しました。
結婚していたときもほぼワンオペのようなものでしたが、それでも平日の夜や休日の昼間に存在していた大人がひとりいないわけですから、そのワンオペ具合はさらに深刻に。
基本的には、日々「時間がない・余裕がない・座れない」の三重奏でした。
うちは次男が3歳だったから大丈夫でしたが、子どもが夜泣きをする時期だったらここに「寝れない」まで加わって、詰んでいたと思います……。
結婚しているときのワンオペとはまた違うんですねえ……。
超ワンオペではありますが、逆にすべて自分の裁量でできる「自由」を手に入れたと思って、ワンオペを楽しめるようになるといいですね(修行か……)。
元夫との関わり
シングルマザーになって意外と大変だったのは、元夫との関わりです。
わたしと元夫は離婚して他人になりましたが、子どもたちとの面会は月1~2回あるので、そのたびにイヤな思いをしてきました。
\ 離婚しても元夫と関わってきたシーン/
- 面会日時や場所の調整
- 子どもを引き渡す時の会話
- こちらの状況を探ってきたときにさりげなくかわす
- 「子どもがママのことこう言ってる」という意味不明な言いがかり
- 養育費減額したいと言われたときの交渉
などなど、離婚後わずか1年くらいの間だけでたくさんの面倒&苦痛シーンを経験…。
離婚しても子どもがいる限り完全には縁が切れないので、ここはなんとかやりすごしていくしかありませんでした…。
せっかく離婚したのに、なんでこんなに関わって気遣わなくちゃいけないんだ……とめっちゃブルーでしたね。
そういう苦悩もあるのか……。
やっぱり円満離婚に限りますね。
(どうせわたしは泥沼調停離婚だよ……笑)
体力が足りない
シングルマザーになって大変だったこと3つ目は、自分の体力が足りないこと。
完全ワンオペゆえに、日々の仕事・育児・家事でもう手いっぱい。
休日も平日に残った家事の穴埋めや、食料の買い出し、家の片付けなどで大忙しなので、ゆっくり休息できるすき間が少しもなく、疲れは蓄積する一方。
出かける気力も残っていないし、夜はぐったりしてイライラ、子どもの勉強を見てあげる余裕もありませんでした。
そんなわたしを横目に、子どもたちは平日も休日もありがたいことに容赦なく元気でしたね……(遠い目)。
加齢によって体力減少中のアラフォー(わたし)は、たまに糸がプツンと切れて発熱し、寝込んでしまうこともありました。
やっぱり子育てに体力は必要ですよね。
体力づくりもそうだし、自分の健康管理も気を付けなきゃ……。
そうなの!
ママがぶっ倒れると、家のことが一瞬でまわらなくなります。
健康管理と体力づくり、大事です。
ほかにも、シングルマザーになって大変だったこととして、
- 老後が不安
- 肩身が狭い
- 相談相手がいない
- 賃貸を借りられない
- 再婚活がうまくいかない
あたりも一般的によく聞く話。
これらも、シングルマザーが不幸だと感じてしまうひとつの要因になっています。
不幸な末路を回避する第一歩は「貧困回避」
シングルマザーになってから不幸な末路をたどらぬよう、今からできるのは「貧困回避」のためのアクションです。
収入を増やす、支出を減らす、手当金を受給する、養育費をもらうなど、離婚後の暮らしでお金に困ることのないよう、いまから家計管理をはじめておきましょう。
お金に多少の余裕があれば、時短家電を購入する、たまにはシッターさんや家事代行を依頼する、仕事時間を減らして余裕時間を増やす、という選択肢も出てきて、心とからだにゆとりを持って、シングルマザーを楽しめるようになりますよ。
幸せに暮らすシングルマザーだって、たくさんいるのです!
- シングルマザーの不幸な末路は「貧困」が原因
- 「貧困」は脱出しにくいので、回避すべし
- シングルマザーの末路には「幸せ」だってありえる!
ということで、今回は「シングルマザーの末路」についてお話しました。
離婚に不安がある方も、準備をしっかりすることでひとつずつ不安を消していきましょう。
シングルマザーの未来は明るい!
以上、みみ子(@minimarikon)でした。
シンママの老後についてはこちらもご参考に
STEP1:不幸の原因は「貧困」にあることを心得る
STEP2:貧困しないよう、離婚前から仕事や家計を整える
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