こんにちは、「ミニマリコン」のみみ子(@minimarikon)です。
シングルマザーは貧困率が高いと聞くので、離婚後が不安です。
〇 貧困しないためにどうすればいい?
〇 母子家庭の家計管理で気を付けることは?
母子家庭の貧困率は約50%と、確かに貧困世帯は多いです。
貧困しないためには、離婚する前から教育資金や老後資金まで含めた長期的なマネープランを考えることがめっちゃ大事!
お金の話をあとまわしにしていると、最後にはわびしく寂しい老後が待っています……(悲)
今回は「シングルマザーが貧困しないためのお金の話」について。以下のような方におすすめの記事です。
\ こんな人はこのブログを読んでみて /
- 離婚したあとの生活費など、金銭面が不安すぎる
- 貧困しないために、離婚前からできることを知りたい
- 母子家庭の家計管理で気を付けるポイントを知りたい
わたしは子どもがふたりいるシングルマザー。フリーランスの仕事で食べつつ、子どもが0歳のときから外貨保険や投資信託、現金預金で将来のお金を貯めていて、コツコツ積み上げた資産は2000万円を超えました。
そんなわたしが、シングルマザーが貧困せず、死ぬまでお金に困らないために考えるべきマネープランについて解説。
この記事を読めば、母子家庭に必要なマネープランを学べて、お金への不安がぐっと減りますよ。
生活費・養育費・手当金・教育資金・老後資金の5つについて解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
貧困しやすい母子家庭こそ「お金の話」を考えよう
母子家庭の貧困率は2015年時点で50.8%。
つまり、母子家庭の約半数が貧困しているということ。
母子家庭が貧困に陥りやすい理由は以下の5つが考えられます。
\ 母子家庭が貧困する5つの理由 /
- 正社員になれず収入が少ない
- ワンオペで仕事時間を十分確保できない
- 病気やケガで働けないと収入がゼロに
- 子どもの看病や行事で欠勤しがち
- 養育費がもらえていない
どれも、シングルマザーの深刻な壁ではありますが、シングルマザーになると絶対に貧困するわけではなく、貧困の回避策はちゃんとあります。
離婚後に貧困してしまい、離婚を後悔するなんていうことがないよう、今から長期目線でお金の計画を立てましょう!
シングルマザーが考えるべき5つのお金
離婚後に貧困しないためにシングルマザーが今から考えるべきお金は、以下の5つです。
\ 長期目線で考えよう /
- 生活費
- 養育費
- 母子家庭の手当・給付金・支援
- 子どもの教育費
- おひとりさまの老後資金
1.生活費
まず考えるべきは日々の生活費。
小学生以下の子ども2人がいる母子家庭の平均生活費は月19万円。
ただし、これは全国平均で家賃の安い郊外のデータも含まれるため、都心に住む場合は家賃を加味して月25万円程度が生活費の目安になります。
月25万円……!
わたしの給料だと毎月赤字になりそうです(泣)
離婚後の収入は、給料以外に養育費や給付金などもあります。
家計に余裕をつくるためには、以下のようなアクションをしていきましょう。
\ 家計に余裕をもたらすアクション5つ /
① 収入アップより簡単な「固定費カット」で家計をセーブ
② 転職や資格取得で給料アップ
③ すき間時間で副業にチャレンジ
④ 諦めていた養育費をしっかりもらう
⑤ 教育費増加を見越して長期投資で貯める
離婚前からできるアクションも多いので、離婚準備のひとつとして「生活費の見直し」をしておくといいですよ。
母子家庭の生活費については以下のブログ記事で詳細を解説しています。
2.養育費
養育費をもらえているシングルマザーは約24.3%。
母子世帯の約3/4は養育費なしで生活を切り盛りしているということになります。
ですが、本来であれば子どものためにしっかり支払われるべきもの。
最近では自治体主導で養育費立て替え制度を導入する動きもありますし、未払い養育費の差し押さえも法改正により以前よりハードルが下がっていますので、すでに離婚済で養育費がもらえていない人も諦めないで!
養育費は子どもが安心して暮らし、成長していくためのお金。
親権を獲得するなら、離婚前に養育費の取り決めをしっかりするべきです。
一応、月いくら、みたいなのは話していますが、口約束なので不安が残ります……。
それなら公正証書を作成して、公的に約束するのがおすすめ。
「養育費を確実にもらう方法」については以下のブログ記事で解説しています。
3.母子家庭の手当・給付金・支援
母子家庭や子育て世帯、または経済的に苦しい世帯に向けた公的な手当や給付金は、遠慮なくフル活用しましょう。
母子家庭・子育て世帯向けの制度で代表的なのは以下の3つ。
\ めっちゃありがたい手当たち /
① 児童手当
中学生以下の子どもがもらえる手当で、年齢に応じて月額15000円~10000円。所得制限に引っかかると月額5000円。ひとり親でなくても受給できる制度。
② 児童扶養手当
離婚や死別などでひとり親になった場合、子どもが18歳になる年度末まで支給される、国からの手当て。最大支給額は1人目の子どもに対して月額43160円。2人目に対しては月額10190円で、所得や扶養家族人数によって支給額は変動し一部支給となります。
③ 児童育成手当
東京都独自の手当で、子どもが18歳になる年度末まで支給されます。1人目、2人目に金額差はなく、一律13500円。ただし、児童扶養手当のように一部支給はなく、所得制限に引っかかると支給額は0円になります。
この他にも、ひとり親家庭の家賃補助など、自治体によって独自の給付や手当てがあったりするから、自治体のHPや役所で確認を。
東京都だと児童扶養手当を受給している人は水道料金の減免や都営交通無料券の交付なんかもあり、経済的にはだいぶありがたいですね。
東京在住でどの所得制限にもかからない2人育児(3歳~中学生)のシンママの場合、この3つの給付額で合計約10万円ですね。
かなり大きい!
注意すべきは、どの制度も申請制であること。
知らない/申請しない人は1円ももらえないので、情報収集はめっちゃ大事です。
4.子どもの教育資金
子どもの大学受験や進学、上京による仕送りなど、子どもの成長にともなって教育費はぐんぐん上がっていきます。
これらの費用をすべて月々の家計から捻出するのは、なかなか厳しいもの。
奨学金という手もあるけれど、子どもに借金を背負わすようでいまいち気が進まない人もいるでしょう。
わたしもです。
であれば、子どもが小さいうちから教育資金を貯めておくのは必須であって、多くの人はすでに貯金をはじめていると思います。
だけど、ちょっと待って。
もしかして、すべて現金(日本円)で貯めてはいませんか?
基本的に銀行の普通預金口座に貯めてますけど、ダメなの?
銀行の金利は0.001%。
100万円を10年間預けても、利息はたったの100円です。
せっかく長期でコツコツ貯めるのだから、教育資金を貯める手段としては投資信託の長期投資をわたしは推します。
と、投資信託……。
初心者すぎてついていけません。
学資保険にも入ってますけど、それなら大丈夫ですよね?
学資保険は返礼率TOPクラスのソニー生命でも106.3%。
普通預金よりはいいけど、決しておすすめとはいえません。
「現金貯金や学資保険での貯金をおすすめしない理由」は、以下のブログ記事で解説しています。
「教育費の貯め方」については、こちらの記事もご参考にどうぞ。
5.おひとりさまの老後資金
無事、子どもが成人して巣立ったら、次はおひとりさまの老後生活がスタートします。
「教育費はギリギリ足りたけど、自分の老後資金は全然準備できていない」という人は、シングルマザーだけでなく二人親の家庭にもよく起こる問題です。
なので、ひとりで老後を乗り切らなければいけないシングルマザーは、より念入りな準備が必要。
貧困老人(イヤな言葉!)にならないためには、教育資金を貯めるのと同時に、自分の老後資金も少しずつ長期投資で増やしていくのがおすすめですよ。
(だって銀行に預けても全然増えない……ブツブツ)
日本人は現金貯金が大好きなので、「貯金」というと銀行預金やタンス預金をあたりまえに考えています。
そして、「投資」と聞くとギャンブルと紐づいてしまい、食わず嫌いする人がほとんど。
でも、外国では投資は一般市民もやっている普通の資産構築手段のひとつ。
人生を変えたいなら、自分の意識や行動を変えるところから始めないと!
たしかに、最近はインスタグラムとか見ていると、少額投資をコツコツしている若者も増えてきた印象です。
ちょっと勉強してみようかな。
その前向きな姿勢に拍手!
以下の記事では「月1万円の投資で、35歳~65歳まで積み立てるといくらになるか」を解説しています。
30年後にはまさかの金額が……!
また、老後に貧困すると、経済的に困るだけでなく、ひとりの老後がよりわびしく寂しくなります。
老後不安がある人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
貧困回避したいなら、長期的なお金の計画を立てよう
お金の話をめんどくさがってあとまわしにすると、子どもが大学進学するときや自分のひとり老後にさしかかったときに詰みます。
子どもが小学生以下であれば、大学進学までにはまだまだ時間がある!
自分と子どもの人生プランを長期で考えて、いつ、いくらくらいのお金が必要になるのか、自分の収入はどれくらいを見込めるのか、などを一度真剣に考えてみましょう。
もしひとりでやるのが難しければ、保険比較サービスなどのファイナンシャルプランナー(FP)さんに見てもらうのもアリですよ。
\ 保険を見直しつつマネープランを設計しよう /
保険見直し&老後や教育費の貯蓄プランを相談できる
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- シングルマザーは長期的に家計計画を立てないと、大学進学で詰む
- もらえるお金はしっかりもらって、大学進学と老後に備える
- 月1万円でも長期投資を始めて、老後資金を効率的に増やす
ということで、今回は「シングルマザーが貧困しないためのお金の話」についてお話しました。
目の前の生活費も大事ですが、将来のお金についても長期的に考えて準備を始めてくださいね。
以上、みみ子(@minimarikon)でした!
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