こんにちは、みみ子(@minimarikon)です
これから離婚するので働き方の見直し中です。
〇 シンママは正社員とパートどっちで働くべき?
〇 乳幼児の育児と両立できる働き方って?
離婚後の仕事や働き方はとっても重要。
だからこそ、離婚前から早めに仕事や暮らしのシュミレーションをして、転職/就職活動や資格取得を進めるべきです。
- 働き方や仕事については離婚前から検討して動き出す
- 正社員・パート・フリーランスで働くメリット/デメリット
- 自分の適性と子どもの成長に合わせてキャリアチェンジをしていこう
わたしは10歳と6歳の男児ふたりを東京都内で育児中のアラフォー母。離婚後に出会ったバツ2のアラフィフさんとスピード同棲して、子どもも含め4人で暮らし中。
「離婚して自由と幸せを取り戻したい」ママたちに向けて、ミニマルな労力で計画的な離婚準備や離婚後の暮らしについて発信しています。
今回は「シングルマザーの働き方」について。以下のような方におすすめの記事です。
- 専業主婦なので今から仕事を始めておきたい
- 今はパートだけど、正社員を目指すべきか悩み中
- 離婚後はどんな働き方がベストか知りたい
わたしは離婚前にフリーランスとして働き始め、離婚後はフリーライター一本で食べていますが、その前は正社員もパートも経験しました。それぞれの経験から、各働き方のメリット/デメリットを紹介します。
正社員だけが正義ではないので、離婚後の仕事に悩む人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
正社員・パート・フリーランス、正解はどれ?
離婚を検討しているなら、仕事の確保は最重要事項とも言えます。
正社員になって安定した収入と労働環境、福利厚生を得るべきか。
それとも、パートで時間の融通がきく暮らしを送るべきか。
はたまた、フリーランスとして独立にチャレンジして自由な時間と青天井の収入を目指すべきか。
養育費や手当て金をどれくらいもらえるか、財産分与はどの程度あるか、子どもの私立受験は考えているかなど、手持ちのお金・今後入るお金・かかるお金のバランスによって、仕事でいくら稼ぐべきかも変わってきます。
たしかに稼ぎたいお金によっても働き方が変わるかもですね。
また、子どもの年齢や手のかかり具合に合わせて、「パートからはじめて正社員を目指す」や「フリーで働きつつ、ゆくゆくは正社員に」などのキャリアチェンジもアリですね。
この問題は万人に当てはまる正解がないので、自分の状況に合わせて検討するのが吉です。
ということで、次の章からはそれぞれの働き方のメリット/デメリットをみていきましょう。
働き方① :正社員で働くメリット/デメリット
「ひとり親が子どもを育てるなら、安定した正社員じゃないと!」という考え方はひと昔前なんじゃないかと思いつつ、今でもよく耳にします。
じゃあシングルマザーが正社員で働くメリットとは?
・雇用と収入の安定
・家賃補助や食堂完備など充実した福利厚生
・ボーナスや退職金などの一時金
・医療保険や年金保険など充実した社会保険
・子どもの急な通院や学校行事で休みにくい
・出張で家を空けなきゃいけないシーンがある
・残業や休日出勤を断れないケースがある
正社員の圧倒的メリットは雇用と収入における安定感。いきなり明日クビになったり、来月の給料が激減したりする可能性は低く、長期的な家計計画が立てられます。
社会保険(国民健康保険・厚生年金・雇用保険など)に加入できるから、万が一のときや老後の心配もカバーできますね。
やっぱり離婚前から就活して、正社員を目指すのが正統法なんですかね
でも、最近ではコロナショックで大企業勤務の正社員でさえ、早期退職勧告やボーナスカット、他社へ出向など、「安定」から程遠い状況になるケースも増えています。
あと、総合職だったり出世したりすると、時短勤務が使えなくなったり、出張や休日出勤、残業が欠かせなかったりと、子どものケアが及ばなくなるシーンも増えるから、正社員が絶対的な正解ではありません。
働き方②:パートで働くメリット/デメリット
正社員の安定感は魅力だとしても、小さな子どもをひとりで育児中のシングルマザーはなかなか正社員雇用までこぎつけないのが現実(世知辛い世の中です……)。
そこで次の選択肢はパートです。
・シフト制なので時間の融通が利きやすい
・仕事に就くハードルが低め
・ごく近所で仕事ができる
・人間関係や職場環境が合わなくても辞めやすい
・大きな収入にはなりにくい
・明日いきなりクビになる可能性がある
・希望通りシフトが通るとは限らない
・有給は基本的にない
・社会保険は条件を満たさないと加入できない
・↑に加入していない場合、失業手当や傷病手当が受けられない
パートの最大メリットは、今すぐ、近所で、好みの仕事に就きやすいということ。
雇用が不安定で収入が増えにくいというデメリットと引き換えに、融通のよさは正社員より高めです。
子どもが小学校就学前だと急な発熱でお休みしなきゃいけないことも多いので、代わりのききやすいパートはありがたいかぎり。
そして、小学校に入ると平日にも学校行事(保護者会、個人面談、授業参観、PTAなど)が無遠慮にスケジュールされています。
運動会などの大きな行事は年間予定で分かりますが、個人面談の日時やPTA活動は直前にならないと決定しないもの。
なので、1か月ごとのシフト制よりも、1週間や2週間ごとのシフト制の職場だとなおいいですね。
1か月で稼ぐべき金額が10~20万円程度なら、パートでもやっていけます。
逆に、月30万円欲しいのなら別の働き方を選ぶべきです。
稼ぎたい金額と希望の働き方、ふたつの側面から仕選びをすると◎
これについては「シングルマザーの仕事と働き方を【生活費ー手当&養育費】で建設的に考えてみた」で解説しています。
子どもが小学校高学年になるまではパート、のように割り切るのもアリかもですね!
ですね!
だけど35歳過ぎると正社員雇用はさらにハードルが上がります。
最終的に正社員になりたいなら早めにチャレンジした方がいいし、もしくはパート期間中に就職に有利なスキルを身につけておくことが必要です。
たしかに!
スーパーのレジ打ちとかじゃなくて、例えば介護とか保育の現場で働いたりすると実績になるし、将来的に就職するにも有利そうですね。
派遣社員はパートみたいなもの?
派遣社員は「社員」という名称であれど、雇用期間が決まっている定期雇用という点ではパートより。
雇用は不安定で、いきなり「今月でクビ」なんて言われることもザラです。
そして、週5日間8時間勤務の場合は、残業こそ正社員より少ないかもしれませんが、朝も夜もバタバタな暮らしになりがち。
有給の付与もありますが、職場によっては平日の学校行事や通院のためのお休み希望がなかなか通らないこともあります。
一方、パートよりは時給が高め(首都圏の場合1500円~)だったり、専門的な仕事にチャレンジできたりと、メリットもあります。
派遣社員は派遣先によっては一般的な事務仕事だけでなく、専門性を生かせたり身に付けられたりする職場もあります。
幼少期は派遣社員でスキルや実績を積みつつ、小学校高学年くらいで正社員にチャレンジするのはアリですね!
働き方③:フリーランスになるメリット/デメリット
正社員、パート、派遣社員ときて、最後はフリーランス/個人事業主。
「雇われる」という働き方を捨てた、自力で仕事を生み出す働き方です。
・時間のコントロールは自分次第
・好きな仕事/得意な仕事で稼げる
・良くも悪くも収入は自分次第
・定時出勤がないから、朝バタバタしない
・在宅勤務をすれば、仕事の合間に家事育児ができる
・平日の学校行事参加や通院ができる
・定年がないのでいつまででも働ける
・収入が不安定
・仕事を自分で生み出さないといけない
・社会的信用が低く、不動産やローンの契約時に不利
・社会保険がなく、老後の年金受給額は少ない
フリーランスをしていてわたしが実感するのは、「すべてにおいて自由」ということ。
週何日働こうが、1日何時間働こうが、月いくら稼ごうが、自分の自由。
平日にランチビールを飲もうが、夏休みに1か月間旅行をしようが、誰にも文句を言われません。
でも、自由には「責任」が伴います。
自分が何もしなかったら、1円も稼げません。
自己管理ができる人なら、フリーランスという働き方はとっても心地よいもの。
一方、誰かに管理されないと1日のスケジューリングや納期までの段取り、営業活動ができない人には絶対に無理な働き方です。
スキルがどうこうの前に、「自己管理能力」が必須なんですね
そうそう。
その先に、雇われの身だと実現できない働き方が待っています。
デメリットももちろんありますが、今どき「正社員だから安心」なんてこともないし、自分次第。
営業力や専門スキル、マーケティング力、発信力を付ければ、自分という人的資本を生かしながら死ぬまで商売ができます!
自分の適性や好みを分析して、働き方を決めよう
それぞれの働き方について、メリット/デメリットを見てきました。
WEBサイトやSNSで、「シングルマザーは正社員を目指すべきだ」とか、「早いうちに看護学校に行って免許を取得せよ」とか、意見はいろいろあります。
でも、それらはあくまで他人が不特定多数に向けて発信している情報です。
大事なのは、「自分はどうしたいのか」。
知らない誰かの声だけに影響されてこれからの道を決めるのではなく、自分はどういう働き方や仕事が合っているか、どんな仕事をしたいか、月いくら稼ぎたいか、子どもはいま何歳か、手伝ってくれる人は身近にいるか、などをトータルで考えて、自分で決めるんです。
「正社員を目指さなきゃ」と漠然と思っていましたが、そうじゃないことがわかりました。
パートもフリーランスも、自分の希望や環境、適正が合っていれば、あとは自分次第ですね!
「勤務時間の長い正社員は子どもとの時間が取れない」とも言われるけど、それだって勤務先次第。
理解ある会社なら、正社員で働いてたって、家庭と両立できます。
働き方と仕事、そして勤務先……すべてをしっかり考えて正しくチョイスすれば、どれでも子育てと両立することは可能です!
キャリアチェンジだってできる!
働くうえで頭においておきたいのは、仕事人生は長く、キャリアチェンジをするタイミングはいくらでもある、ということ。
正社員の人が異業種に転職して年収アップをすることもできるし、パート中に資格取得をして正社員雇用されることもあるし、正社員で経験を積んでフリーで独立することだってできます。
いまは働き方に多様な時代。
コロナやAIの進化などによって、これからも働き方は変わっていくでしょう。
転職やキャリアチェンジに軽やかに対応できるしなやかさも大切ですね。
わたしの場合、離婚する数年前からフリーランスでした。
当時はライターではなかったのですが、「自分で仕事を生み出して稼ぐ」というのが合っていたので、そのままフリーランスを継続。
正社員の道を考えたこともあります。
でも、どうしてもフリーランスより自由度が低く、平日がバタバタして子どもにも負担になると思ったので、最低でも次男が小学校高学年になるまではフリーランス、と決めました。
- 働き方や仕事については離婚前から検討して動き出す
- 正社員・パート・フリーランスで働くメリット/デメリット
- 自分の適性と子どもの成長に合わせてキャリアチェンジをしていこう
ということで、今回は「シングルマザーの働き方/雇用形態」についてお話しました。
離婚後の暮らしをイメージしながら、どんな働き方にシフトすべきかを今から考えておきましょう。
離婚は準備が命です。
「経験者が教える!子連れで本気家出するときの7ステップと完璧持ち物リスト」も参考にどうぞ。
以上、みみ子(@minimarikon)でした。
- 本ブログの記事「シングルマザーの仕事と働き方を【生活費ー手当&養育費】で建設的に考えてみた」を読んで1か月の家計支出を出し、稼ぐべき金額を知る
- そのうえで自分が望む暮らしや働き方、仕事をノートに書き出して整理する
- 離婚前からその仕事/転職活動をスタートしておく
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