こんにちは、「ミニマリコン」のみみ子(@minimarikon)です。
離婚後の仕事について悩んでいます。
〇 シングルマザーはフリーランスでやっていける?
〇 フリーランスで働くデメリットは?
〇 フリーランスだと保育園が入りにくい?
わたしもフリーランス9年目のシングルマザー。
結論としては、「フリーランスでもやっていける」です。
もちろん向き不向きやデメリットもあるので、体験談も交えて詳しく解説します!
今回は「フリーランスで働くシングルマザー」について。以下のような方におすすめの記事です。
\ こんな人におすすめ /
- シングルマザーでもフリーランスで食べていけるのか不安
- フリーランスのメリット/デメリットを知りたい
- どんな仕事ならフリーランスでも食べていけるか知りたい
自宅パン教室開業からはじまり、いまはフリーライターとして2児を育てるシングルマザーであるわたしが、フリーランスという働き方について解説。
この記事を読めば、自分がシングルマザーになったあと、フリーランスでやっていけるか、向いているかのヒントになりますよ。
後半には「フリーランスの保育園入園問題」についても書いているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 時間に自由なフリーランスだから、子どもに寄り添える
- 自己管理ができれば、フリーランス独立はできる
- シンママ×フリーランスは老後資金と教育資金を今から用意
フリーランスは乳幼児持ちシンママにおすすめ
「シングルマザーになるなら、仕事は正社員じゃないと」という風潮がありますが、「正社員になれないないと失敗」なわけではもちろんありません。
契約社員でも派遣社員でも、パートでも、必要な金額を無理せず稼げれば、それでいいのです。
とくに、乳幼児持ちのシングルマザーはフリーランスという選択肢もおすすめ。
働く時間も場所も自由だから、子どもの急な発熱や休園にも対応できて、自由度高く楽しく働けます。
フリーランスってどんなところがイイんですか?
わたしがフリーランス×シングルマザーをやっていて感じる「フリーランスのメリット」を解説していきますね。
【体験談付き】フリーランスで働くメリット6つ
フリーランスのメリットをひとことで言うと「自由」に尽きます。
正社員時代と比較しつつ、フリーランスのメリットを挙げると以下の6つ。
\ フリーランスのメリット /
- スケジュール管理を自分でできる
- 働く場所が自由
- 通勤時間が不要
- 稼ぐ金額を調整できる
- イヤな仕事/人間関係を手放せる
- すき間時間で家事ができる
ここからは各項目を詳しく掘り下げていきます!
1.スケジュール管理を自分でできる
フリーランスなら仕事のスケジュールを自分で決めることができます。
何曜日に働くか、1日何時間働くかも自由ですし、朝型さんなら早朝、夜型さんなら子どもを寝かしつけた後に仕事をすることも可能。
クライアントへの納品さえしっかりできれば、いつ働こうが自由なのです。
わたしは朝型なので、子どもと21時に寝て、朝4時に起きて仕事や読書をしています。
はやっ。
寝かしつけで一緒に寝る方が楽ですから!
平日に帰省や旅行をするのも気兼ねないですし、小学校の運動会の振り替え休日に合わせてお休みすることもできますよ。
2.働く場所が自由
自宅でも、近所のカフェでも、コワーキングスペースでも、フリーランスならどこでも仕事場にできます。
仕事内容によってはパソコン機材が揃った環境が必要だったりするので自由度はまちまちですが、「パソコンさえあればどこでもできる」というフリーランスの人は多いです。
働く場所が自由なので、子どもが発熱してお休みしているときも一緒に家にいられて、寝ている合間に仕事をすることができますよ。
わたしは自宅と近所のカフェで仕事をしていることが多いですが、シェアオフィスを使っていたこともあります。
なんなら旅行中も仕事ができちゃうので、売上を減らさずに長期旅行にでかけることもできますよ。
旅行中もパソコンあればできるのか……。
これが最近はやりの「ワーケーション」です。
※ワーク&バケーションを掛け合わせた造語
3.通勤時間が不要
自宅や近所のカフェを仕事場にすれば、長い長い通勤時間もいりません。
家事・育児に忙しくてただでさえ時間が足りないシングルマザーにとって、「通勤時間ゼロ」はとってもうれしいポイント。
わたしは取材で外出することもありますが、執筆は基本的に自宅か近所。
会社員時代は片道1時間かけていたので、1日2時間分浮いたことになります。
通勤時間が長いと、保育園の開園直後に預けないと間に合わないですもんね……。
1日2時間浮くの、イイ!
全部を仕事時間にあてるんじゃなくて、自分のひとり時間に使うのもおすすめです。
4.稼ぐ金額を調整できる
フリーランスは自営。
たくさん仕事をすれば売上が上がるし、あんまり仕事をしなければ売上は下がる……。
会社員の人はこれを「不安定」と呼びます。
でも、逆をいえば、稼ぐ金額を自分でコントロールできるということ。
「今のうちにもっと稼いでおこう」「もう少し月々の生活費に余裕がほしい」と思えば仕事を増やして稼げばいいし、「子どもが小さいうちは子どもとの時間を確保したい」「今は養育費ももらえているからそこまで稼がなくてもやっていける」のであれば仕事量をセーブして、家族の時間を優先させる、ということもできるのです。
もっと深くつっこむと、売上と経費、どちらもコントロールできるので、課税所得も調整できちゃいます。
あんまりここで話すのもアレなので、ごにょごにょ……。
ごにょごにょの先が気になる……笑
5.イヤな仕事/人間関係を手放せる
会社に雇われていると、やりたくない仕事や苦手な人との関わりもでてきます。
でもフリーランスなら、どの仕事を自分でするか(苦手なところは外注または捨てるという手もある)、誰と仕事をするか(このクライアントからの仕事は受ける/受けない)も自由。
なので、苦手な仕事やわずらわしい人間関係を手放して、ストレスフリーで仕事を楽しめます。
わたしは大勢のなかで仕事をするより、一匹狼として仕事をするほうが会社員時代から好きだったので、自分はフリーランス向きだなと思います。
たしかに、やりたい仕事ができる会社に勤めていても、なかにはやりたくないことや不得意だけどやらなきゃいけないことだってありますもんね。
相性の悪い人も少なからずいますし……
とはいえ、フリーランスでも人付き合いが好きで、いろいろな業界の人と幅広く付き合いながらチームで仕事をする人も。
「どちらでもやりやすい方を選べる」というのがミソです。
6.すき間時間で家事ができる
在宅で仕事をするフリーランスは、仕事の合間に家事、または家事の合間に仕事、とオンオフを軽やかに切り替えて効率的に仕事&家事を進めることができます。
シングルマザーは家のことも全部ひとりでやらなければなりません。
なので、仕事のすき間時間で家事や買い物ができるのはとってもイイ!
在宅勤務の正社員は勤務時間中に家事や買い物をするのはもちろんNGなので、在宅フリーランスならではのメリットです。
保育園にお迎え行ってから買い物すると、子どもがいて面倒だし帰宅が遅くなっちゃいますもんね。
仕事・育児・家事がスマートに両立できそう。
ここまで、フリーランスのメリットをお伝えしてきました。
フリーランスかつシングルマザーのわたしが「フリーでよかった!」と実感した具体的シーンはほかにもいろいろあります!
フリーランスをしていてよかった瞬間
・急な発熱をしても、誰に断りをもらうことなく朝イチで病院に駆け込める
・自宅で仕事ができるので、病休やコロナ休園のときに付き添える
・平日に通院や習い事を入れられるので、週末に思い切り遊べる
・平日の学校行事やPTA活動も参加できる
・午後は在宅にすれば、学校帰りの子どもに「おかえり」が言える
・出勤時間という縛りがないので、朝、子どもがぐずってもイライラしない
・通勤時間が基本ゼロだから、満員電車ストレスなし
実際にフリーランスで働いていると「もう会社員には戻れない!」って思っちゃいます。
とはいえ、フリーランスってやっぱり不安定で大丈夫?って思っちゃいます……
ですよね。
ではフリーランスで働くデメリットも見てみましょう。
フリーランスで働くデメリット6つ
フリーランスで働く人はどんどん増えていますが、それでも世の中には「会社員」として働く人の方が多いので、フリーランスの働き方が理解されない、実態と関係なく不安定なイメージを持たれる、というシーンはあります。
特に、中高年の方には悪い印象をもたれがち。
フリーランスのデメリットは以下の6つです。
\ フリーランスのデメリット /
- 雇用と給与が不安定
- 信頼がない
- 自分の代わりがいない
- はじめは確定申告が難しい
- 自分で仕事獲得しなきゃいけない
- 監視/管理する人がいない
1.雇用と給与が不安定
毎月決まった給料が入ってきて、基本的には「来月から仕事がない」なんていう状況に急になったりしない正社員に比べれば、フリーランスは確かに不安定といえます。
不安定と言われるのは特に以下のようなことから。
\ フリーランスが不安定な理由 /
- 毎月の売上に振り幅が出やすい
- 来年の売上を予想しにくいので、長期的な資産計画が立てにくい
- 来月から急に仕事がなくなる/激減する可能性もある
- 雇用保険に入っていないので、出産手当金や育児休業給付金がない
- 有休休暇がないので、働けないと収入が減る
ほかにも、正社員だとボーナスがある、家賃補助や持ち株制度など福利厚生が充実しているという点でも差があります。
でも逆を言うと、フリーランスは来月いきなり月収100万円になることも全然ありえます。
正社員だと増えても1年で数万~数十万、転職に成功して2~300万円増える人がまれにいる、というところでしょう。
フリーランスはビジネスとして成功すると、売上の伸び幅がエグイです。
ずっと会社員やパートで働いてきたのでイメージ湧きにくいですが、たしかに収入は青天井なのかもですね。
時給労働をしていると、労働時間を増やすには限界があるから「大儲け」というのはむりでしょうし……。
2.信頼がない
フリーランスは「家を買う」「家を借りる」「お金を借りる」など、大きな金額が動くときになにかと信頼を得にくく、とても苦労します。
相手が大手不動産会社、大手銀行だとそのハードルはさらに上がり、過去数年の決算書などでいい業績を示したりできないと、「しっかりお金を払ってくれる人」として信頼されません。
わたしも賃貸住宅を借りるときにめっちゃ苦労しました……。
打開策は、数年間がんばって良好な業績を残す、もしくは資産を増やして余裕があることを示す、です。
うーん、なかなか今日明日でどうにかなる問題じゃなさそうですね。
わたしが賃貸を借りた時の苦労話はこちらの記事に書いています。
3.自分の代わりがいない
一匹狼として働くフリーランスの場合、自分が病気で倒れたり、子どもの世話で身動きが取れなくなったりすると、代わりがいなくて仕事がストップします。
そうすると、期日までに納品ができなくて信頼を失う、仕事時間が減るので単純に収入が減る、ということに。
有休のある会社員をうらやましく感じるシーンです。
なので、フリーランスは「体が資本」なのです。
わたしは万が一のときのために、少額ですが給与保証保険にも加入しています。
給与保証保険って?
わたしが病気やケガで一定の状態になり、働けなくなったときに毎月〇万円がもらえる保険です。
つまり、給与の代わりになってくれる保険ですね。
会社員は失業保険や傷病手当金がありますが、フリーランスは働けなくなったら収入ゼロ……が現実です。
4.はじめは確定申告が難しい
会社員の方にはなじみのうすい「確定申告」。
フリーランスになったら必須でやることになります。
「白色申告」に「青色申告」、さらには課税所得や控除などあまり聞きなれない言葉も多く、はじめの数年は苦労するかもしれません。
なかには確定申告をしていない人もいますが、それは脱税になるので違法。
税務署や確定申告をやっている知人などに聞く、税理士に依頼する、ネットで調べるなどしながらなんとかやりすごしましょう。
わたしはいまだにラクでライトな白色申告で乗り切っています。
白色申告なら、わたしみたいにずぼらで数字に強くない人でも自力でできますよ。
あ、確定申告って難易度があるんですね。
白色申告だと簡単なのか……メモメモ。
5.自分で仕事獲得しなきゃいけない
「仕事獲得」はフリーランスの定め。
会社のように営業部の人が仕事をとってきてくれるわけではないので、自分で営業をしないといけません。
求人案件を探して応募する、ツイッターなどのSNSで募集している人を探す、「クラウドソーシングのCraudia(クラウディア)
継続案件をゲットできればできるほど、毎月の売上(収入)は安定。
一方で単発案件ばかりをうけていると、毎月ずっと営業活動をしないといけなくなりキツイです。
プロフィールシートを作ったり、過去の実績をまとめたポートフォリオを用意したり、自分を知ってもらう努力が必要。
わたしもライター初期はかなりいろんなところにプロフィールを送ってアプローチかけました。
フリーランスになる人はみんな、はじめに通る道なんですね。
6.監視/管理する人がいない
性格や資質によっては、誰かに監視/管理されていないとついダラけてしまう……という人もいます。
そういう人はフリーランスになって在宅で働くのは向いていないカモ。
自己管理がしっかりできて、自発的に動ける人でないと、管理者がいない環境で仕事をこなすのは難しいです。
向き不向きの話が出たので、次はフリーランスに向いている/向いていない人について掘り下げて解説します。
フリーランスは向き/不向きが激しい働き方
フリーランスのメリットとデメリットを解説してきましたが、そもそも、フリーランスという働き方の向き不向きも考える必要があります。
〇 フリーランスに向いている人
フリーランスを楽しみながら、しっかり仕事として成立させられる人はこんな人。
\ フリーに向いている人 /
- 自己管理ができる
- 変化や困難に適応して楽しめる
- 行動力があり、フットワークが軽い
自己管理ができる
一番大事なのは「自己管理」ができるかどうかです。
フリーランスになると、スケジュール&お金の管理は全部自分ですることに。
いつどこで働くか、どれくらい稼ぐかが自由なのがフリーランスのメリットでしたが、そもそも自己管理ができない人ではこのメリットを生かせません。
自分で目標やタスクを決めて、月ベースではきちっと達成する、というアクションが自然にできる人はフリーランスとして独立してもうまく暮らしと両立しながら働いていけます。
変化や困難に適応して楽しめる
フリーランスは良くも悪くも不安定で、働き方や仕事内容、収入などに変化があります。
その変化を受け入れて、逆に楽しみながら働ける人はフリーランス向き。
変化が嫌いで現状維持を好む人にとっては、フリーランスはストレスフルで働きにくいです。
行動力があり、フットワークが軽い
どんどん行動して新しい仕事を取ってくる、フットワーク軽くすぐにアクションに移せる、納品も返信も取っても早い、そんな人はフリーランス向き。
ひとり社長をしているようなものなので、自分のビジネスの経営方針、営業、実務、納品、経理などさまざまなことをひとりでこなすには、行動力・フットワークの軽さは欠かせません。
× フリーランスに向いていない人
向いている人の逆が「向いていない人」になるわけですが、あたらめて挙げるとこの3つ。
\ こんな人は向いていない /
- 自己管理できない
- 責任感がない
- 交渉が苦手
自己管理できない
時間や納期が守れない、スケジュールの組み方が下手、体力的に時間的に無理な仕事を受けちゃう、など、セルフコントロールができない人はフリーランスに向いていません。
また、売上をしっかり把握できていないまま、贅沢をして支出ばかりが増えるなど、金銭面も自分で管理することが不可欠。
在宅でひとりで仕事をするので、自分でルールを決めながら仕事に取り組める人でないと、日に日に堕落していきがちです。
責任感がない
責任感がない人は、納期が守れない、納品物のクオリティが低い、連絡が滞りがち、のような行動になりやすく、せっかく仕事を受注できたとしても、クライアントからの信頼をあっという間に失います。
それゆえ仕事が単発で終わってしまうと、また次の案件を探さなければいけない、というループにはまって一生営業活動をすることに。
目の前のクライアント対して、しっかり責任をもって仕事に取り組むのは基本です。
交渉が苦手
相手の要求に「NO」を言ったり、別の提案をしたりができない人もフリーランス向きではありません。
仕事内容や値段、納期の交渉はフリーランスには必須。
相手に遠慮をしすぎたり、自分を過小評価してへりくだったりしていると、いつまでも低単価のブラック案件をするハメになります。
クライアントや仕事相手に、自分の意見や意思をハッキリ伝えられるようになる努力が必要です。
「コミュニケーション力がないと!」という人もいますが、チームでする仕事ならともかく、ライターみたいに一人で書いて納品して完了する、みたいなフリーランスならコミュニケーション力はなくてもOK。
わたしもクライアントとは連絡事項をチャットするくらいで、コミュ力低いですけど問題なくできます。
営業かけるときはなけなしのコミュ力を引っ張り出します!
シングルマザーがフリーランスで稼げる仕事8選
では、シングルマザーはフリーランスでどんな仕事をするのがいいのか。
フリーランス歴9年目のわたしの答えはこの8つです。
\ おすすめのフリーランス職種 /
- ライター
- デザイナー
- プログラマー
- 教える仕事(講師業)
- 家事代行
- オンライン秘書
- せどり
- SNS運用
1.ライター
わたしもやっているライター業。
ライターは初心者でも始めやすいのと、完全在宅でも仕事ができるのがいいところ。
初期の報酬単価は1文字1円以下と安く、はじめこそ稼ぎにくいのですが、経験を積むことで半年もすれば月10~20万円は在宅WEBライターだけでやっていけるようになります。
わたしの場合、ライター5年目時点の文字単価5円以上で、10円以上の案件もありました。
「今月はすごい仕事したなー」っていう月は売上50万円以上いきます。
シングルマザーにライターをおすすめする理由や稼ぎ方は「【シングルマザーにおすすめの儲かる仕事6選【キャリア少なくても大丈夫】」のブログ記事内で解説しているので、あわせて読んでみてくださいね。
シングルマザーにライターをおすすめするワケ
2.デザイナー
WEBデザイナーやイラストレーター、グラフィックデザイナーなど、フリーランスデザイナーと呼ばれる人の仕事はさまざま。
ライターと同じく、企業から業務委託で仕事を受け、在宅で完結しやすいのが推しポイントです。
また、WEBデザインはスクールが充実しているので、未経験から手に職を付けたい人にもおすすめ。
WEBデザイナーのより深い推し理由や、未経験から始める方法についてはコチラの記事もチェックしてみてくださいね。
3.プログラマー
ライターやデザイナーよりも専門職が強く、需要も報酬も高いのがプログラマー。
正社員としての求人も多いですが、フリーランスで活躍するプログラマーも多くいて、引く手あまたな仕事です。
未経験からはじめて稼げるようになるには、ライターやデザイナーよりも難易度はやや上がりますが、プログラミングをかじったことがある人や興味がある人は挑戦してみる価値大ですよ。
なんといっても需要があって、報酬が高い……。
これぞ「手に職」という仕事です。
4.教える仕事(講師業)
料理やお菓子、ハンドメイド、英会話、ヨガ、勉強、そろばんなど、自分が得意なことを教える仕事です。
これらを教えるスクールに雇われて時給で働くという手段もありますが、教えるスキルをすでに持っているなら、自分で教室を開業して主宰するのがおすすめ。
自分で主宰すれば、教えるものによっては自宅でできたり、オンラインでできたりと、働き方の選択肢も広いです。
わたしも、フリーランスの第一歩目は「自宅パン教室」の開業でした。
料理学校でアシスタントをしながら、自宅でママ向けにパンや料理を教えていましたが、得意を仕事にできて感謝されるので、とっても楽しかったです!
みんなが一度はあこがれる(?)自宅お教室ってやつですね。
とはいえ、お教室は集客が大変なイメージ。
わたし友達多くないですし……。
いまはブログやSNSで集客が便利です!
わたしも友達ゼロの土地でパン教室をはじめましたが、ブログで集客して満席教室を運営していました。
最近はオンライン教室も流行っているので、住んでいるエリアも関係なくなってきていますし、わたしがパン教室をしていた5年ほど前よりチャンスは広がっていると思います。
5.家事代行
キャリア少なめの方におすすめしたいのが家事代行。
いつもやっている掃除や料理が仕事になるので、業界未経験だとしてもすでに経験者。
週2日、1回3時間のようにパート的に働く人もいますが、がっつり取り組めば月収数十万円は現実的な数字です。
また、家事代行会社に登録して時給で働く以外に、「ココナラ」や「タイムチケット」などのスキルマーケットサイトで直接お客さんを獲得する方法もあります。
6.オンライン秘書
最近は個人でビジネスをしているような人(事業家、フリーランス、個人事業主など)もオンライン秘書を付ける時代。
求人サイトだけでなく、クラウドソーシングサイトにもオンライン秘書の求人は多く掲載されています。
秘書とはいえど、仕事内容はさまざまで、イメージが強いスケジュール管理や会食調整から、経理業務、営業補佐、広告運用、人事業務などもあるので、これらのなかに得意分野があれば、オンライン秘書としての道もアリです。
自分のメインビジネスをやりながら、副業としてオンライン秘書をやっている人もいます。
自宅でできる、すき間時間を活用できるなどのメリットも◎
7.せどり
安く買って高く売る「せどり」。
この業界には悪質な「転売ヤー」が多く、イメージが悪いかもしれませんが、「安く買って、高く売る」は商売の基本。
ルールとマナーを守れば、何も悪いことではありません。
最近では「ポイントせどり」と呼ばれる、楽天やYahoo!ショッピングのポイントバックをがっつりもらって安く購入し、Amazonやメルカリで売る、という手法も。
商品を仕入れる元手と、商品在庫をストックするスペースは必要ですが、基本を学んでしっかり商品リサーチができれば、確実に収益化できるビジネスです。
わたしも昔から細々とやっていて、メルカリの取引件数はそろそろ1000です。
楽天スーパーセールなどのイベント時は、ポイントせどりで1商品数千円くらいの利益が出ることも。
せどりをビジネスにするなら、これを10倍、100倍の規模で仕入れる&売るを繰り返し、月数十万円の利益を出していくことになります。
転売で独立するという選択肢があるのか……。
でもやっぱり、あくどいイメージです。
楽天とかのネットショップも、いつも行く近所のスーパーも、安く仕入れたものに人件費や利益を乗せて、価値ある商品としてお客さんに販売していますよね。
商売のかたちとしては、おんなじです。
ただ、限定品を買い占めてプレ値をつけて高く売るのは感心できませんが…。
8.SNS運用
インスタやTikTokで個人がPR広告を出すようになった今の時代、SNSのフォロワーが数万、数十万人いると、広告費で月数十万~数百万円を稼げるようになりました。
フォロワー数がそこまでいなくても、あなたに濃いファンが付いていれば、あなたが何かを勧めたり、愛用品を紹介したりすることで、物が売れて広告収入に。
SNS運用はハズれると何年取り組んでも全然収益化できないこともありますが、うまく運用するノウハウはネット上にたくさん転がっているので、しっかり勉強して、ユーザーのニーズにマッチする投稿が提供できれば、SNSで食べていくこともできます。
わたしもSNSやブログからの広告費は細々だけど毎月あります。
また、SNSで成功していると、SNS運用を仕事にすることも可能。
企業のSNS参入が進んでいるので、その運用を請け負うインスタグラマーさんもたくさんいます。
ほ、ほえ~~~。
最近は本当に仕事や稼ぎ方も多様性がすごいですねえ。。。
「フリーランスは保育園審査で不利」はウソ
ところで、突然話題は変わりますが、フリーランスあるあるのひとつに「フリーランスだと保育園に入れない」というのがあります。
でも、これは正しい情報ではありません。
認可保育園の入園基準や採点方式は自治体によってまちまちですが、わたしの知っている限りでは「フリーランス」と「正社員」で点数に差は付きません。
ただ、フリーランスだと点数が下がりがちなポイントはいくつかあります。
\ 減点になりやすい要素 /
- 在宅勤務
- 勤務時間が短い
- 通勤距離が短い
とくに、在宅かどうかは多くの自治体で点数に差がでるところですが、フリーランスでも外出が多い/自宅外を仕事場にしているような人はフルタイム正社員と変わらない点数を獲得できるケースもあります。
つまり、「フリーランスだと保育園に入れない」というのを正すと、「在宅勤務のフリーランスは保育園に入りにくい」ということなのです。
現に、わたしもフリーランスで認可保育園にのぞみましたが、正社員とほぼ同等の点数で並んで入園できました。
学童の入会審査も同じくで、「フリーランスだから」という理由では不利にはなりませんでした。
フリーランスでも自宅外で働く時間が長い人は、フルタイム正社員と並べるんですね!
フリーランスのシンママがお金に困らないためにやること3つ
フリーランスのデメリットである「雇用と収入の不安定さ」を解消して、子どもの将来や自分の老後をより安心して迎えるために、やっておくべきことが3つあります。
\ 必須アクション3つ /
- 母子家庭の手当/支援制度をモレなく活用
- 確定申告の「控除」を理解する
- ひとりの老後に備えた資産構築
母子家庭の手当/支援制度をモレなく活用
ひとり親向けの手当や支援制度がたくさんあるので、シングルマザーはモレなく活用しましょう。
\ 母子家庭向けの制度たち /
- 児童扶養手当
- 児童育成手当
- 就学援助費
- 児童手当
- 母子家庭の医療費助成制度
- 母子家庭の住宅手当
ほかにも、東京都の場合は都営交通の割引制度や水道料金の割引、粗大ごみの手数料減免などもあります(手当や支援の有無は自治体によります)。
また、母子家庭に限らずですが、収入が少なければ国民健康保険や国民年金の免除もできますので、区役所などに相談のうえ申請しましょう。
自分から申請しないともらえない/適応されない制度ばかり。
離婚して待っていても、児童では振り込まれるものではないので、しっかり申請方法を確認して早めに申請することが大事です。
いろいろもらって申し訳ない……のように変な遠慮はいりません。
受給条件にまっとうに当てはまっているのなら、堂々と恩恵にあずかればいいです。
確定申告の「控除」を理解する
確定申告のなかでフリーランス初心者さんのハードルになるのは「控除」という制度。
でも、控除を理解していないと、大きく損をすることに。
控除はその年の所得(売上ー経費)から引けるもので、所得ー控除=課税所得(コレに対して住民税や所得税がかかる)となります。
つまり、所得が200万円、控除が50万円だったとすると、課税所得は200ー50=150万円。
この150万円に対して約10%の住民税や(この場合は)5%の所得税、約10%の国民健康保険料がかかります。
なので、たくさん控除があると、課税所得が減るので、税金も安くなるのです。
確定申告で控除できるのはこれらです。
\ こんな控除があるよ /
- 基礎控除(48万円)
- 社会保険料控除(国民年金や国民健康保険の支払額)
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- ひとり親控除(35万円)
- 扶養控除
- 医療費控除
- 寄付金控除
などなど、たくさんあります。
このなかで母子家庭向けの控除は「ひとり親控除」で、所得500万円という所得制限付きですが35万円というかなりのインパクト。
すべての控除についてしっかり理解しておかないと、せっかくたくさん稼いでも、税金でどさっと持っていかれます。
医療費やふるさと納税も忘れず領収書を取っておいて、確定申告で確実に控除にいれていきましょう。
ひとりの老後に備えた資産構築
いつか再婚するかもしれませんが、シングルマザーはおひとりさまの老後を視野に入れて資産形成をしておく必要があります。
フリーランスだと年金は「国民年金」のみなので、満額収めてももらえるのは2022年時点で年78万900円。
1か月にならすと、約6.5万円です。
都心だと家賃に消えてしまいそうな額で、おせじにも「年金だけで老後資金は安心」とはいえません。
じゃあフリーランスのシンママはどうしているの?
株式や投資信託、債券、不動産投資などで、自分で資産構築をするしかありません。
わたしは外貨建て保険のほか、つみたてNISAやジュニアNISA、iDeCo(イデコ:確定拠出年金)を活用した超長期投資をしています。
\ 資産構築をはじめるならココで /
手軽に数百円から投資信託にチャレンジしたいなら
→ LINE証券
つみたてNISAやiDeCoを始めるなら
→ 楽天証券
わたしは上記ふたつの証券会社に加えて、SBI証券も持っています。
子ども名義でも楽天証券口座を持っていて、ジュニアNISAで教育資金を積立していますよ。
子どもとの時間を大事にしたいシングルマザーにフリーランスはおすすめ
働く場所も時間も自由なフリーランス。
子どもが乳幼児で毎週のように保育園から呼び出される、小1の壁につまづいていて子どもとの時間をもっと増やしたい、または学童がなくなる小4の壁と格闘中、そんなときにフリーランスでよかったなとわたしはとっても実感しました。
すぐにフリーランスとして独立するというのは現実的ではありません。
なので、子どもの将来を見越して、数年後にフリーランスとして食べていけるようになるために、離婚前の今から準備するのがおすすめ。
低単価でも実際に仕事を受けてみたり、スクールに通って資格取得にチャレンジしたり、離婚前からタネまきをしてみてくださいね。
きっと、「フリーランスでよかった」と思える日がきます。
- 時間に自由なフリーランスだから、子どもに寄り添える
- 自己管理ができれば、フリーランス独立はできる
- シンママ×フリーランスは老後資金と教育資金を今から用意
ということで、今回は「フリーランスのシングルマザー」についてお話しました。
フリーランスは本当に自由。
子どもとの時間を優先させたい人や、時間や組織に縛られずに働きたい人にめっちゃおすすめです。
以上、みみ子(@minimarikon)でした!
\ シンママの仕事はコチラもご参考に /
キャリア少なめママさん向け
正社員かパートかフリーランスか問題
シンママ向けの副業11選
STEP1: 自分の「得意」を探す
STEP2: フリーランスで食べていくまでのステップを洗い出す
STEP3: スクールに通う、実務に就く、でスキルアップする
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