こんにちは、「ミニマリコン」のみみ子(@minimarikon)です。
離婚後の仕事について悩み中です。
〇 シングルマザーでも稼げる仕事を知りたい
〇 就職に有利な資格を取るべき?
離婚準備のなかでも仕事の確保はめちゃ大事!
離婚前の今から仕事探しや資格取得を始めておくと、離婚後の生活がかなりスムーズに。早めに動きだしましょう。
今回は「シングルマザーの資格/仕事」について。以下のような方におすすめの記事です。
- シングルマザーでも長く安定的に稼げる仕事を知りたい
- 就職/転職に有利な資格を取得したい
- パート→正社員への転職を目指したい
わたしはフリーランスですが、離婚する3年前くらいから離婚後の仕事や働き方についてはすごく考えていました。その経験も混ぜつつ、シングルマザーにおすすめの仕事について解説していきます!
後半には王道の看護師・介護士をわたしがおすすめしない理由も解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- 転職・就職活動/資格取得は離婚前からしたたかに準備しよう
- シングルマザーには保育士/給食調理員/フリーライターがおすすめ【超個人的意見】
- 看護/介護の仕事を安易に選ぶと地獄行きな理由
転職/資格取得の準備は「今」から始めるべき理由
離婚後は日々の生活をまわすだけでなにかと忙しく、自分の仕事ややりたいことについてじっくり考える時間がありません。
なので、離婚前から動き出しておくことが大切。
とくに離婚前に専業主婦の人、パート勤務の人は収入を増やすことが必須なので、早めに就職/転職活動をするべきです。
離婚の話を切り出してから離婚するまでもめちゃ忙しいし、離婚後は完全ワンオペになるので毎日時間が全然ない!
仕事や働き方についてじっくり考えたり、資格取得に挑戦したりするなら、離婚前がベストです。
パート勤務のままだと不安定なので、正社員への転職を考えているところです。
シンママにおすすめの仕事や資格を教えてください!
ここからは「シングルマザー予備軍の方が検討する価値がある仕事/資格」について解説していきます。
ちなみに、よくある「看護師になりましょう」という一般的すぎる選択肢や解説はありませんのであしからず。
【独断】シンママおすすめの仕事3選と&必要な資格
ネット上には「シングルマザーにおすすめの資格」として看護師・介護士・保育士・医療事務・行政書士・調理師などがよく紹介されています。
でも、これらだけがシンママが稼げる仕事ではないので、この選択肢に縛られないでほしいのです。
シンママだから介護士や看護師、医療事務の仕事に就かなきゃ負け、生きていけない、なんてこともちろんないですから。
「どのシンママ向けサイトも同じような仕事をおすすめしているけど、その中にわたしのやりたい仕事はない」といつも思っていたわたしは、離婚前からいろいろな仕事や働き方を模索していました。
そんなわたしが考える、超個人的な「シングルマザー予備軍の方が検討する価値がある仕事/資格」はこの3つ。
- 保育士
- 給食調理員
- フリーライター
それぞれの仕事のメリット/デメリットや必要な資格についてもあわせて紹介していきます。
長く安定的に働けるかどうか、はもちろんですが、長く働くために「楽しい」と思える仕事か、ムリなく子育てと両立できるかどうか、も仕事選びのうえでは重要です。
ここではわたしがシンママの状態でもう一度ゼロから仕事を探すならコレをする、という仕事をご紹介します。
よくある資格紹介サイトのように、ただ「稼げる」「安定している」仕事を紹介するのではなく、実体験やまわりの友人知人の経験談なども交えたリアルな視点で、超個人的なおすすめをご紹介します。
1.保育士(慣れているアクションを仕事にできる)
仕事に自信がない方は、「慣れているアクションを仕事にする」のがおすすめです。
なので、わたしが推したいのは「保育士」。
自分の子どもをさんざん保育してきたわたしたち。
業務として覚える仕事はありつつも、基本の「保育」はすでにマスターしているのです!
わたしの母(60代後半)が保育助手として認可保育園に長く勤務しています。
それを間近で見聞きして感じたことを交えつつ、わたしが考える保育士のメリット/デメリットは以下です。
- 未経験でも就職がしやすい
- 自分の子育て経験を活かせる
- 現在進行形で待遇改善が進んでいる
- 家庭の事情に理解があり、シンママでも働きやすい
- パート勤務も可能で、定年後まで長く働ける
- ほかの子どもと接することで、自分の子どもとも向き合いやすくなる
やはり普段の子育て経験を生かせるのが大きなポイント。
仕事としては未経験でも、日常的に自分の子どもの世話をしているので未経験でも採用されやすいという特徴も◎
保育士は給料が低いし待遇が悪いというイメージですが……。
今は保育士不足が深刻化していて、国をあげて保育士の待遇改善が進行中です。
基本給アップや有休取得の義務化、残業時間の制限、事務作業の軽減などが年々進んでいて、今後もより働きやすくなると考えられます。
また、個人的にはほかの子どもと接することで、自分の日々の子育てもしやすくなると思います。
「同じ2歳でもこんな子も、あんな子もいるんだ」と実感することで育児の「やるべき論」から逃れられたり、子どものできないことを個性だととらえられたりもして、肩の荷をおろしながら日々の子育てを楽しめるようになります。
シングルマザーになると完全ワンオペ。子どもと向き合う時間が本当に多くなり、キーーーーとなることも多々…。
保育園でいろいろな子の保育をすることで、(言い方が変ですが)気がまぎれます。
- シフト制なので朝7時出勤や夜20時上がりもありえる
- 勤務先保育園の行事と子どもの保育園の行事スケジュールがかぶる
- 残業が多くて勤務時間が長い
- 給料が安い
保育園は開園時間が7~21時など長時間のため、社員の保育士さんはシフト制がほとんど。早番だと自分の子どもの保育園開園時間までシッターさんにお願いする、などのひと手間が生じます。
また、運動会や卒園式など保育園の行事がかぶると、自分の子どものイベントに参加できないこともあるかもしれません。
勤務時間や給料については今後も改革が進むことに期待しつつ、現時点の勤務体系や勤務時間、給料や残業代について、しっかり確認をしましょう。
保育士は国家資格なので、大学や専門学校への通学が必須のイメージがありますが、「保育士試験」に合格すれば専門教育を受けていなくても保育士免許は取ることができます。
最終学歴によって免許取得までのルートが複数あるので、「全国保育士養成協議会」のHPで受験資格を確認してみてくださいね。
2.給食調理員(慣れているアクションを仕事にできる)
学校や幼稚園、保育園の給食をつくる調理員さんは、わたしたちママにとって有難い存在。
そんな調理員さんのなかには、栄養士や調理師の免許を持っている人と無資格の人がいます。
給食のメニューは栄養やカロリー計算がされているので、メニューを作れるのは有資格者のみ。
一方で、実際に調理をする方は免許や資格がなくてもOKなのです。
- 未経験、無資格でもスタートしやすい
- 勤務しながら調理師免許の取得が可能
- 仕事が夕方に終わって早く帰れる
- 基本的に平日勤務
- 学校なら春・夏・冬休みに長期休暇が取れる
保育士と同じく、いつもやっていることの延長上にある仕事なので、スタートのハードルが低めで◎
学校や保育園がある日しか勤務がないので、子どものお休みと自分のお休みを合わせやすいのもメリットです。
調理師免許の資格が取れるっていうのはどういうことですか?
調理師は国家資格。
受験するためには調理師養成学校を卒業するか、飲食店や給食センターなどの現場で2年間以上経験を積むか、どちらかが必要です。
この場合は2年働くことで後者の受験資格がゲットできます!
- 職場によっては出勤時間が早い
- 立ち仕事&体力仕事なので身体的にややキツイ
- 調理補助などのパートだと給料が安い
給食の時間までが勝負なので、出勤は必然的に早め。
なので保育士と同じく、子どもの保育園開園時間とのギャップに悩むこともあるかも。
また、調理をする人はレストランも給食も体力勝負。
一日立ちっぱなしですし、重たい食材や鍋などを運ぶシーンはたくさんあるので、体力に自信がない人はキツイかもしれません。
調理補助だと給料が安めなので、働きながら調理師免許や栄養士の免許を取得して、昇進や転職を狙おう!
必須ではありませんが、より上を目指すなら「栄養士」の資格があると◎
栄養士は栄養士養成施設(大学・短大・専門学校、2~4年間)を卒業すると受験資格が取得できます。
注意したいのは、夜間学校や通信教育は一切ないということ。昼間に学校に通うしかありません。
なので、取得を目指すなら婚姻中から学校に通う、もしくは離婚後に職業訓練で学校に通いながら給付金(月10万円)をもらう、が選択肢になります。
栄養士のなり方は日本栄養士会のHPをご参考に。
3.フリーライター(子ども優先で自由に働ける)
わたしの今現在の仕事であるフリーライターは、次の人生でまたシングルマザーになってもチャレンジしたい職業。
正社員として働くライターの道もありますが、個人的にはライターはフリーランスだからこそイイ!
自由度がハンパないです。
- 働く時間も仕事量も自由
- 自宅、カフェ、電車内…働く場所も自由
- 急な学校/保育園のお休みに対応できる
- 平日の保護者会やPTA活動に参加できる
- 書く仕事はなくならないから仕事需要もなくならない
フリーライターというか、フリーランスという働き方はなにしろ自由。
納期とクオリティを守れば、どこで、いつ仕事をしようと自由だし、パソコン1台あれば仕事ができちゃいます。
わたしは子どもと21時に寝て、朝4時から仕事してます。
夜やろうが、朝やろうが、自分に合っていればそれでよし!
また、ライターとして実績を積んで正しく案件探し/営業をすれば「仕事がゼロ!」なんてことはまずないし、AIが発達したとしても「人が文章を書く」仕事はなくならないと思っているので、長く働けます。
体力仕事でもないので、おばあちゃんになっても仕事ができます。
実際、70代のベテラン不動産ライターのおばあさんの話を担当編集者さんから聞いたことがあります。
ライターの仕事を推す理由は「シングルマザーに在宅ライターをおすすめしたいたったひとつの理由」でも詳しく解説中!
子どもの急な発熱とか平日の行事とか、会社に説明してお休みするのめっちゃストレスですもんね……。
フリーランス、自由でいいなあ。
わたしも子どもが小学校卒業するまではフリーライターを貫きます。
子どものことをしっかり観察したり、一緒にいる時間取れたりするので、自由に在宅勤務できるのは◎
- 正社員に比べて収入が不安定
- 社会的信用が低い
- 初心者のうちは単価が低くて稼ぎにくい
- 失業保険や出産手当金、育休手当がもらえない
先月は売上50万円だったけど、今月は売上10万円……ということは普通にあります。
そのリスクに対して、仕事量を多めに確保することで保険をかけることはできますが、クライアント都合で急に仕事がなくなる恐怖は付きまといます。
社会的信用が低いゆえ、賃貸が借りにくい、住宅ローンを組みにくい、というデメリットも。
賃貸契約のハードルや審査を通す方法については「賃貸住宅が借りれない!シングルマザーが入居を断られたときの次の一手」で解説しています。
そっか、フリーランスは育休手当がないんですね!
そうそう。
だから自分がケガや病気、出産で働けなくなると、とたんに収入はゼロになります。
なのでわたしは給与保証保険に加入して、働けなくなったときに一定のお金が入るようにしています。
必須の資格や免許は一切ありません。
独学でスタートすることもできますが、初心者さんはライティング術の基本をスクールで習った方が効率的。
なぜなら、通常の仕事だと文章を修正・指導してくれない案件が多くて成長が遅いから。
初心者~初級のうちは、誰かに指摘されながら文章力を高めるべきなので、「あなたのライターキャリア講座」のような指導型のスクールで基礎を学ぶといいですよ。
王道の仕事「看護師」「介護士」をランキングに入れない理由
「シングルマザー 稼げる仕事」などで検索をすると、大体のページで「看護師」や「介護士」をおすすめされます。
でもわたしは反対派。
なぜなら、看護師や介護士のような大人を相手にする感情労働は、プライベートが犠牲になりやすいから。
感情労働ってなに?
相手に合わせてこちらが感情を抑制したり、ガマンをしたりする必要のある職業のことです。
看護師、介護士のほか、ホテルマン、販売員、コールセンターなど、いわゆる現場仕事が多いです。
ちなみに、保育士も感情労働です。
なんで保育士は感情労働なのにOKなの?
個人的意見ですが、感情労働は相手がガンコで攻撃的な大人であるほどしんどいです。
保育ももちろん子どもに寄り添うので大変な面はありますが、大人を相手にするほうがよほど大変で精神的にも肉体的にもやられると思うからです。
シングルマザーは仕事から帰ったら家事、育児をすべてひとりでこなす必要があります。
一日中、大人を相手にした感情労働をすると身体的にも精神的にもぐったりしがちで、夜の家事育児をがんばる力はなかなか残りません。
しかも、攻撃的な人やねちっこい人の相手をすると、仕事が終わったあとも自分の気持ちのなかにモヤモヤが残ります。
ネガティブな気持ちがただでさえ多忙なプライベートまで入り込んでくるので、個人的にはシンママなら選ばないなと思う職業です。
感情労働の向き不向きはあるでしょうね。
わたしも「感情労働を週5できるか」って一度よく考えてから仕事探してみます。
安定している、需要がある、給与がいい、というメリットはありますが、看護や介護は仕事内容に対して向き不向きがとても大きい職業です。
「安定するためにはやっぱり看護か介護か…」と安易に決めず、適正をよく考えてくださいね。
世の中には山ほど職業/仕事があるんですから!
- 転職/就職活動/資格取得は離婚前からしたたかに準備しよう
- 個人的にはシングルマザーには保育士/給食調理員/フリーライターがおすすめ
- 看護と介護の仕事は適正をよく考えよう
ということで、今回は「シングルマザーが稼げる仕事/資格」についてお話しました。
仕事は人生の中でも長時間を費やします。条件だけでなく、自分の適性ややりたいことをよく考えて、就活をすすめましょう。
以上、みみ子(@minimarikon)でした!
シングルマザーの働き方についてはこちらもご参考に
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